疲れやすさが改善、血圧の安定、体調良好
【治験症例 3】
易疲労感(老年症候群)
81歳・女性・自営業/身長151cm・体重47kg
◆症状の経過
自宅で製粉業を営んでおり、もともと神経質な性格にか加え、家族も多く、常に気を使って生活していた。「疲れた、だるい」が口癖で、季節の変わり目にはいつも具合が悪くなっていた。81歳時、風邪をきっかけに喘息を発症した。入院2ヵ月間で症状は軽快したが、再発予防と体力増強のため知人の紹介で当付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診した。
◆光線療法
治療用カーボンは3002-5000番を使用し、両足裏部⑦10分間、両膝部②・腰部⑥(以上集光器使用せず)、後頭部③(1号集光器使用)・左右咽喉部④・前額部⑮(以上2号集光器使用)各5分間照射。
◆治療の経過
自宅で毎日治療を行った。光線治療初日より熟睡可能となった。治療1週間前後から食事がおいしくなり、元気が出てきた。退院後しばらくは、家族に勧められても散歩する気になれなかったが、光線治療開始後は気力が出て自ら家の周囲を20分間歩くようになった。
3ヵ月後には、2泊3日の温泉旅行に出かけても疲労感はなく、充分に楽しむことができた。
現在、治療5年目、86歳であるが、体調は良好で、体重も50kgに増えた。血圧は、151/81mmHg(初診時)から130/75mmHg(3ヵ月後)、123/71mmHg(5年後)と安定した。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著