ネフローゼ症候群による症状が改善
【治験症例 4】
ネフローゼ症候群
65歳・女性・主婦
◆症状の経過
64歳時に引いた風邪が治らず、3ヵ月後に尿の出が急に悪くなり、両下肢のむくみがひどくなった。
病院を受診し、各種検査の結果、アミロイドーシス(「アミロイド」と呼ばれるタンパクが全身の臓器に沈着する疾患。難病に指定されている)によるネフローゼ症候群と診断された。
2ヵ月間入院したが、退院後も尿の出が悪く、下肢のむくみがとれず、腹水もたまってきた。
知人の紹介で当付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診した。
◆光線治療器
治療用カーボンは3002-5000番を使用し、両足裏部⑦・両足首部①・腓腹筋部㉙・背正中部㉘各10分間、腹部⑤・腰部⑥・後頭部③各5分間照射。⑦①②⑤⑥以上集光器使用せず、㉘③以上1号集光器使用。
◆治療の経過
光線治療後に熟睡できるようになった。治療1ヵ月後には、階段も息切れしなくなり、移動に電車やバスを利用できるようになった(以前は常にタクシーを利用)。
また、利尿剤服用で気分が悪く、食欲不振であったが、光線治療により気分の悪さがなくなり、食事がおいしくなった。治療3ヵ月後には尿尿が増え、下肢のむくみや腹水も軽減した。体力も回復し、人の流れに乗って無理なく歩けるようになった。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著