治療継続8年、ネフローゼ症候群が完治

【治験症例 3】

 ネフローゼ症候群

 43歳・男性・自営業/身長164cm・体重61kg

◆症状の経過

 42歳のとき、風邪がきっかけで下肢がむくんだ。3ヵ月後もむくみが引かず、少し動くと息苦しさはを感じた。尿量も少なくなり、病院検査でネフローゼ症候群と診断された。入院を強く勧められたが、自営業のため通院治療で経過をみることにした。

 親友の紹介で光線治療器を併用するため、当付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診した。初診時の検査では、女布たんぱくが6.0g/日、血清総コレステロール値は1000mg/dlであった。

◆光線治療

 治療用カーボンは1000-3002番を使用し、両足裏部⑦・両足首部①・両膝部②・腰部⑥(以上集光器使用せず)・背正中部㉘各10分間、左右下腹部㉓㉔・肩甲骨間部⑫・後頭部③(以上1号集光器使用)・左右咽喉部④(2号集光器使用)各5分間照射。

◆治療の経過

 副腎皮質(ステロイド)ホルモン剤を2ヵ月間服用したが改善がなく、副作用が心配で、光線治療のみを継続した。仕事もセーブして睡眠時間充分にとり、疲労を蓄積せず、規則正しい生活を送るようにした。

 光線治療3ヵ月後より、高かった検査値が徐々に低下した。光線治療8年後には検査値はすべて正常値となり、完治と診断された。担当医は「食事療法のみで完治する例は珍しい」と不思議がった。以後12年間再発はしていない。光線治療は健康維持のために、毎日継続している。

(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著

kiichiro2
  • 船橋市馬込沢で鍼灸院・光線療法院をやってます。
    慢性疾患をよくするためには、
    自己のもつ治癒力を高めることが非常に重要です。
    このブログでは主に光線療法について、
    日光を浴びることの重要性について綴っていきます。

泌尿器の病気症例腎臓疾患・排尿障害・膀胱疾患・尿管結石