肝硬変と糖尿病による掻痒が消退
【治験症例 6】
肝硬変による掻痒
62歳・男性・会社員
◆症状の経過
51歳のとき、会社の健診で肝硬変を指摘された。52歳からは糖尿病の併発も判明した。肝硬変の進行を抑え、血糖値のコントロールには光線治療がよいと聞いて、かゆみもあるため62歳から光線治療を始めた。
◆光線治療
治療用カーボンは1000-3001番を使用し、両足裏部⑦・両足首部・両膝部②・腹部⑤・腰部⑥(以上集光器使用せず)・後頭部③(1号集光器使用)各5分間、肝臓部㉗(2号集光器使用)・背正中部㉘(1号集光器使用)各10分間照射。
◆治療の経過
治療を始めてからは、熟睡できるようになり、全身のだるさも解消した。ときどき、肝硬変と糖尿病からくるかゆみが全身にでることがあったが、掻痒(かきむしりたいほどのかゆみ)に対する光線療法を行うと、かゆみは2~3日で解消した。
光線治療を開始してからは、肝硬変の進行もない。血糖値もよくコントロールされており、大変体調がよくなり、元気に仕事も続けている。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著