鼻詰まりが治り、ぐっすり熟睡できる

 東京都/79歳・男性・無職

 しばらく前から、ときどき鼻詰まりの症状はありましたが、1年ほど前からとくにその頻度が多くなり、においもよくわからなくなってきました。2軒の耳鼻科を受診しましたが、内服薬と点鼻薬を処方されるだけで、その薬でも鼻詰まりは一向に改善されませんでした。

 また、2年前より日中の眠けがひどくなり、かかりつけ医に相談したところ、睡眠時間無呼吸症候群と診断され、CPAP療法を毎晩自宅で行うことになりました。

 CPAP療法は寝ている間の無呼吸症候群を防ぐために、鼻から気道に空気を送り続けて通りをよくさせておくものです。この治療を始めてからは睡眠が深くなり、日中の眠けがなくなりました。 

 しかし、鼻詰まりが気になり始めて1年前からは、このCAPA療法を行うことでよけいに鼻が詰まって、息苦しくなる不快感があり、その使用を中止しました。

 すると、CAPA療法を中止したせいで、以前ように睡眠が浅くなり、慢性的な寝不足状態に陥り、日中の眠けが再発して困っていました。夜間の頻尿も気になっていたときに、以前、肩の痛みに用いた光線治療を思い出して、貴付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診し、光線治療のアドバイスをいただきました。

 自宅での光線治療とともに、貴所での週3~4回の通院治療を併用することにしました。光線治療を行った日の夜は久しぶりに熟睡でき、翌朝は気分よく目覚めることができました。鼻の通りも、少しずつよくなり、通院治療3回目が終了したあとは、CAPA療法を再開しました。

 CAPA療法と光線治療の併用で、その後もほぼ毎晩熟睡できるようになりました。夜間トイレに行く回数も徐々に減り、貴所初診時は3回ぐらいだったのが、1カ月後の現在は1回ほどになり、夜中に起きても、すぐに寝つけるようになりました。

 病院での処方薬や鼻腔を広げるテーブルもすべて中止しましたが、鼻の通りはよくなり、においも少しずつわかるようになりました。

◆光線治療

治療用カーボン:3001-4008番。

照射部位・時間:両足裏部⑦・両膝部②・腹部⑤・腰部⑥・後頭部③、眼・鼻部⑯を各5~10分間照射、⑯は2号集光器使用。

(財)光線研究所「可視総合光線療法・実践治療 報告集」黒田一明監修

kiichiro2
  • 船橋市馬込沢で鍼灸院・光線療法院をやってます。
    慢性疾患をよくするためには、
    自己のもつ治癒力を高めることが非常に重要です。
    このブログでは主に光線療法について、
    日光を浴びることの重要性について綴っていきます。

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