膝痛、アレルギー性鼻炎、喘息がよくなった

 東京都/70歳・女性・主婦(150cm・48kg)

 20歳代からずっと喘息持ちで、常に息苦しさがあり、朝晩の吸入器(ステロイド薬)は欠かせませんでした。また40歳のときにアレルギー性鼻炎を発症し、年中鼻詰まりから口呼吸となり、いつも喉を腫らしていました。耳鼻科では、「鼻中隔湾曲症(鼻の骨が曲がっている症状)もあるので、鼻詰まりは一生治らない」と言われていました。

 10年前左膝を痛みと腫れが出て、立ち上がるときや階段を降りるときにとくに痛みが強く、買い物に出かけるのもつらくなりました。整形外科で加齢性の変形性膝関節症と診断され、関節の水を抜いてヒアルロン酸の注射をしました。しかし、痛みは全く軽くならず、このまま歩けなくなるのではないかと不安でいっぱいでした。

 夫と文具店を経営しており、店に出ることも多く、立ち座りのときには何かにつかまりながらで、とてもつらい状態でした。こんな様子を見かねた知人が、光線治療を勧めてくれました。まずは試しにと、知人宅で1週間光線治療をしてもらうと、膝の痛みが軽くなったので、本格的な光線治療を行うために、貴付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診しました。

 貴所では、「光線治療は全身の状態を改善させる治療法なので、膝痛だけでなくアレルギー性鼻炎や喘息の症状も軽減できる」と説明されました。

 自宅で光線治療を毎日行い、1ヵ月後には足が半減してきました。鼻詰まりも軽くなり、日中は口呼吸をすることも少なくなってきましたが、喘息の息苦しさはまだ変化なしでした。

 貴所を再診してアドバイスをいただき、肩甲骨間部⑫の照射を10分間に変更しました。 

 その後、正座以外は何をしても膝に痛みを感じることがなくなりました。そして鼻詰まりもなくなり、花粉症の時期でも鼻の通りはよく、寝ているときも口呼吸をしなくなりました。 

 息苦しさもなくなり、朝晩続けていた喘息の吸入薬も不要になりました。寝つきもよく熟睡できて、朝もすっきり起きられるようになりました。

 現在、あれから10年が経過しましたが、下半身を中心に光線治療を続けています。体調を崩すこともなく、以前よりも元気で過ごせています。

◆光線治療

治療用カーボン:3001-5000番。

照射部位・時間:両足裏部⑦・左膝部(患部)を各10分間照射、両足首部①・両膝部②・両膝裏部・腰部⑥・肩甲骨間部⑫・眼・鼻部⑯・左右咽喉部④を各5分間照射。⑦①②・両膝裏部・⑥は集光器使用せず、左膝部・⑫は1号集光器使用。、⑯④は2号集光器使用。

(財)光線研究所「可視総合光線療法・実践治療 報告集」黒田一明監修

kiichiro2
  • 船橋市馬込沢で鍼灸院・光線療法院をやってます。
    慢性疾患をよくするためには、
    自己のもつ治癒力を高めることが非常に重要です。
    このブログでは主に光線療法について、
    日光を浴びることの重要性について綴っていきます。

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