完治不可能と診断された耳鳴りが消失した

 埼玉県/65歳・女性・主婦

 33歳のときに、右乳ガンの手術を受けました。右乳房だけでなく、卵巣も切除しました。手術後から更年期少陽が出て、体調不良で苦しみました。

 34歳ごろから左右の耳鳴りが激しくなり、会話もままならない状態でした。耳鳴りが気になり、眠りにつけず、不眠でつらい日々を過ごしました。

 何軒も耳鼻科で慢性中耳炎と診断され、手術を受けました。手術後は、若干耳鳴りが小さくなった感じがしましたが、完治にはほど遠い状態でした。

 主治医に「手術して治らない耳鳴りは、一生治らないこともあります」と言われ、大きなショックを受けました。

 そんな折、近所の友人から光線治療を紹介されました。「副作用がなく、とても気持ちがよい治療法で、とにかく元気が出る」と言われ、友人の家で1回照射してもらいました。からだが温まり、とても気持ちよく、気分がよくなりました。

 早速、貴付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診し、治療器を用意して自宅で治療するために、光線治療の処方をいただきました。治療用カーボン:3001-4008番でときどき両足裏部⑦を20~30分間照射することもありましたが、ふだんは10分間ぐらい照射しました。

 あるとき、4008番の治療用カーボンを切らしたので、3001-3001番で照射しました。左右耳部⑰⑱には、この組み合わせのほうが、照射したあとに耳鳴りが小さくなったので、耳部だけはその後も3001-3001番のカーボンで照射を続けました。

 3ヵ月ほど治療を続けたところ、耳鳴りが消えているのに気づきました。冷えも緩和して、肩こりもなくなりました。以後、耳鳴りの再発はありません。その後も、光線治療は体調管理のためにずっと続けています。

 一昨年、風邪が治っあとも喘息が治らず、近くの病院で診察を受けました。レントゲン検査で左肺に影があると診断され、県立がんセンターで精密検査を受けました。

 30年前の乳ガンが肺に転移したものと診断され、大変驚きました。当面はホルモン剤治療を受けながら、しばらく経過を見ることになりました。

 30年ぶりに貴所に伺い処方をいただいて、自宅治療を続けました。現在、2年が経過しましたが、肺に転移したガンの進行はなく、薬の副作用もありません。これも光線治療のお陰と思っています。これからもよろしくお願いします。

◆光線治療(耳鳴り)

治療用カーボン:3001-4008番。

照射部位・時間:両足裏部⑦りょうひざ・腰部⑥・後頭部③・左右耳部⑰⑱を各10分間照射。ときに両足裏部⑦を20~30分間照射。のちに左右耳部⑰⑱のみ、3001-3001番を使用して各10分間照射。⑦②⑥は集光器使用せず、③は1号集光器使用、⑰⑱は2号集光器使用。

◆光線治療(乳ガンの肺転移)

治療用カーボン:1000-4008番。

照射部位・時間:両足裏部⑦・腰部⑥・背中全体を各10間照射、両膝部②・腹部⑤・左右咽喉部④を各5分間照射、左胸(患部)を15分間照射。⑦⑥・背中全体・②⑤は集光器使用せず、左胸(患部)は1号集光器使用、④は2号集光器使用。

(財)光線研究所「可視総合光線療法・実践治療 報告集」黒田一明監修

kiichiro2
  • 船橋市馬込沢で鍼灸院・光線療法院をやってます。
    慢性疾患をよくするためには、
    自己のもつ治癒力を高めることが非常に重要です。
    このブログでは主に光線療法について、
    日光を浴びることの重要性について綴っていきます。

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