3年間も悩まされた尿漏れが改善した

 東京都/70歳・男性・自営業

 70歳を迎えた男性です。若いころから、何かの拍子にときどき失禁することがあり、3年ほど前から尿漏れがよく起こるようになりました。

 尿の出具合はまずまずでしたが、尿が少したまっただけで、尿漏れが起こるようになりました。日ごとにひどくなり、とくに立ち上がるときや力を入れたとき、また階段の昇降のときにも失禁し、不安で遠出は控えるようになりました。

 一人暮らしですが、仕事帰りの買い物で、思いものを持つと失禁してしまい大変でした。夜間尿も4~5回と多く、熟睡ができずに日中も眠くて困りました。

 また、慢性的な肩こりもあって、重いものを持ったあとは肩がカチンカチンになり、マッサージの先生に「石のような肩だ」と言われていました。若いころからの冷え症も、頻尿やひどい肩こりに大いに関係していたと思います。

 毎日の生活にも困っていたところ、姉が以前から光線治療で助けていたことを思い出して、早速、姉が電話をかけました。

「すぐ、こっちに来なさい」と呼ばれて、姉の家で両足裏部⑦に30分間の光線照射をしてもらいました。からだ全体が温まり、気分がよくなったので、これはやる価値がありそうだと思って、早速、貴付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診しました。

 貴所では、まず先生の診察があり、続いて光線治療を受ける前に、血圧・表面温度・握力・血行状態を測定しました。降圧剤を服用しているにもかかわらず、血圧は高い状態でした。貴所で受けた光線治療は、からだ全体が温まり、大変気持ちがよかったのですが、仕事のために頻繁に通院することがむずかしいので、自宅用に治療器を用意して、毎日、光線照射を行うことにしました。 

 ふだんは自宅で両足裏部⑦・両膝部②のみ各10分間照射し、休日には指示通り、全体的に照射を行いました。月に1回は経過報告のために貴所を受診しました。1週間でからだが温まるのがよくわかり、一晩4~5回あった夜間尿が3回になりました。

 1ヵ月後には立ち上がるときに尿漏れを起こしていたのが、尿漏れの量がずい分少なくなりました。

 貴所の先生から、ときどき肛門を締めるように言われ、それを実行していたのもよかったと思います。また、終日続いていた肩こりも、光線照射時には肩がリラックスして、楽に感じられました。

 3ヵ月もするとからだ全体の冷えが気にならなくなり、全く漏れない日もあるようになりました。階段の昇降のときにあった尿漏れも全くなくなりました。

 半年で立ち上がるときに、たまに尿漏れがある程度まで改善しました。夜間尿も、4~5回から1~2回と減ってよく眠れ、仕事中の眠けもなくなりました。長年の強い肩こりもよくなりました。 

 定期的に貴所(光線研究所付属診療所)で測っていた血圧が、初診時の156/95mmHgから、最近では136/66mmHgと下がってきています。

 せっかく治った尿漏れが再発しないように今後も光線治療をしっかり継続します。

◆光線治療

治療用カーボン:3001-4008番。

照射部位・時間:両足裏部⑦・両足首部①・両膝部②・腹部⑤・腰部⑥を各10分間照射、肩甲骨間部⑫・左右咽喉部④を各5分間照射。⑦①②⑤⑥は集光器使用せず、⑫は1号集光器使用。④は2号集光器使用。

(財)光線研究所「可視総合光線療法・実践治療 報告集」黒田一明監修

 

 

kiichiro2
  • 船橋市馬込沢で鍼灸院・光線療法院をやってます。
    慢性疾患をよくするためには、
    自己のもつ治癒力を高めることが非常に重要です。
    このブログでは主に光線療法について、
    日光を浴びることの重要性について綴っていきます。

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