つらい冷え症と間質性膀胱炎

 長野県/70歳・女性・主婦

 若いころから大変な冷え症で、数十年前に膀胱炎を患いました。その後たびたび膀胱炎を繰り返し、2年ほど前からはトイレの回数が多くなっていました。

また、くしゃみをしたり、歩いているときに尿漏れすることがあり、不安で旅行にも行けなくなりました。寝ているときもトイレにに立つ回数が4~5と多くなり、熟睡できなくなりました。

 1年くらい前から膀胱に痛みが現れ、大学病院で検査したところ、間質性膀胱炎と診断されました。しばらくの間は処方された薬は服用して様子を見ましたが、なかなか症状は改善せず、病院で膀胱に水を入れる治療を行いましたが、よけい頻尿が強くなってしまいました。

 とても困っていたときに、友人から光線療法の指導書を借りて読みました。とてもよさそうな治療法なので、すぐに貴付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診しました。

 貴所の先生に頻尿の状態をよく説明し、光線照射法のご指導をいただき、この日は貴所で初めての光線治療を受けました。 

 光線照射は気持ちよく、これなら効果がありそうだと思いました。早速、光線治療器を用意し、自宅で毎日光線照射を行いながら、1~2カ月に1回、貴所を受診することにしました。

 毎日しっかり照射を続けたところ、1ヵ月くらいで、日中の頻尿がずい分少なくなってきました。

 また、排尿時の膀胱の痛みが軽くなってきたので、さらに希望を持って照射に励みました。 

 それまでの照射部位に陰部㉕を加えたことがよかったのか、2カ月後の排尿時の膀胱の痛みがくなりました。しかし、足の冷えはまだ改善せず、相変わらず夜間の尿回数は4~5回と多い状態でした。

 治療4ヵ月後、がんこな冷え症も軽くなり、夜間尿の回数が1~2回に減ってきました。夜間尿の回数が1~2回に減ってきました。夜間に4~5回起きていたおきと比べて、日中の疲れ具合が軽くなりました。尿の出方もよくなり、尿の色がきれいになったことにも驚きました。

 トイレが気になって外出もできなかったのが、4ヵ月間の光線療法で、膀胱の痛みもとれて本当にうれしいです。くしゃみをすると少し見られる尿漏れを完全になくすために、これからもしっかり光線療法を続けます。

 最初に測定したときは、163/85mmHgと高めだった血圧も、4ヵ月後の測定では127/68mmHgに下がりました。貴所の先生に、「痛みで高くなっていた血圧が、痛みがなくなって、血行が改善したために下がってきたのでしょう」と言われました。  

 先日は、久しぶりに温泉旅行を楽しむことができました。光線療法を勧めてくれた友人と、貴所の先生方には大変感謝しております。

◆光線治療

治療用カーボン:3001-4008番。

照射部位・時間:両足裏部⑦・両膝部②・腰部⑥左右下腹部㉓㉔・陰部㉕を各10分間照射、腹部⑤・背正中部㉘・後頭部③を各5分間照射。⑦②⑥⑤は集光器使用せず、㉓㉔㉘③は1号集光器使用、㉕は2号集光器使用。

(財)光線研究所「可視総合光線療法・実践治療 報告集」黒田一明監修

kiichiro2
  • 船橋市馬込沢で鍼灸院・光線療法院をやってます。
    慢性疾患をよくするためには、
    自己のもつ治癒力を高めることが非常に重要です。
    このブログでは主に光線療法について、
    日光を浴びることの重要性について綴っていきます。

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