糖尿病の数値が下がり、諸症状が緩和

 東京都/67歳・男性・会社員

 20年ほど前、会社の健康診断で糖尿病の疑いがあると言われましたが、何事もなく長年過ごしてきました。父も糖尿病で、親戚にも糖尿病を患った人が多かったので、食事や酒の量にも多少気を配っていました。

 ところが、61歳ごろから眼がかすみ始め、明るい所でまぶしく感じたり、信号の三つがすべて白っぽく見えるようになったので、眼科を受診しました。医師から「糖尿病による網膜症のなりかけで、眼底出血も起こしている」と言われ怖くなりました。内科の受診を勧められ、検査を受けたところ、血糖値(空腹時血糖。基準値100mg/㎗未満)が230~240mg/㎗でHbA1c(基準値6.2%未満)が8.4%とかなり高い状態でした。医師からは「ずでに糖尿病になっています」と言われ、経口薬を処方されました。しかし、病院の薬の効果もあまり上がらず、糖尿病の症状は年々進行して、63歳のときには足にはむくみとしびれが出てきました。

 たまたま会った友人から光線治療の話を聞き、会社を休んで貴付属診療所を受診しました。勧めがあるため通院はむずかしく、治療器を自宅に用意して治療を始めました。

 2ヵ月間の光線治療で、足のむくみとしびれが少なくなり、階段の昇降もくにならなくなりました。眼の症状のもほうも信号が見やすくなり、血糖値が180~190mg/㎗、HbA1cが7.2%に下がりました。

 5ヵ月後の検査では、血糖値も120~130mg/㎗で、HbA1cが6.1%と順調に下がって基準値内になり、担当医から「生活習慣がよいのですね」と言われました。

 いまは違和感もなくて歩いていますが、このようなつらい体験をしなかったなら、ふつうに歩けることの幸せを感じることはなかったと思います。

◆光線治療

治療用カーボン:3001-4008番。

照射部位・時間:両足裏部⑦・両足首部①・腓腹筋部㉙・背正中部㉘を各10分間、両膝部②・腹部⑤・後頭部③・眼部⑯を各5分間照射。⑦①㉙②⑤は集光器使用せず、㉘③⑯は1号集光器使用。

(財)光線研究所「可視総合光線療法・実践治療 報告集」黒田一明監修

kiichiro2
  • 船橋市馬込沢で鍼灸院・光線療法院をやってます。
    慢性疾患をよくするためには、
    自己のもつ治癒力を高めることが非常に重要です。
    このブログでは主に光線療法について、
    日光を浴びることの重要性について綴っていきます。

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