治りにくいと言われた「酒さ」が改善

 兵庫/63歳・女性・主婦

 60歳を過ぎたころでした。鼻の頭とその周辺が赤く腫れて、なかなか腫れが引きません。痛んだり、むずがゆかったりすることもありました。痛んだり、むずがゆかったりすることもありました。気温が高いときや、台所仕事をするとひどくなります。就寝時にはかゆくて、なかなか眠れませんでした。

 皮膚科では、酒さ(主として顔面に生じる顔面に生じる原因不明の慢性炎症性疾患)と診断されました。お酒を多量に飲む人がなるそうですが、私はお酒を飲みません。「完治しにくく、経過が長い病気です」と説明され、とりあえず薬を処方されました。薬を飲んでも効果がなく、つらい思い出過ごしていました。

 あるとき、 以前活用していた光線治療を思い出しました。光線治療に一縷の望みをかけ、貴付属診療所(光線研究所付属診療所)に問い合わせました。貴所からは自宅での光線治療法を教えていただき、ご指導の通り、光線照射を毎日続けました。

 10日ほど治療すると、赤みはさほどなくなりましたが、寝入りばなのかゆみが増して、なかなか眠れません。再度、貴所に問い合わせると、「鼻への照射は、赤みが強くならなければ、照射時間を2倍に延長し、1日数回照射してもよいでしょう。回復に少々時間がかかうかもしれませんが、根気よく続けられれば、いずれ症状は改善します」とのお返事をいただき、とても励まされ、引き続き光線照射を続けました。 

 すると、お陰さまで、2ヵ月ほどで、かゆみはずい分と治まり、よく眠れるようになりました。まだ、ときどきむずむずして、気温が下がると少し痛みを感じるので、光線治療は続けています。

 現在、光線治療をして2年になります。酒さ以外でも、健康維持で光線治療を続けています。酒さは、暑さ寒さの気温差などで、痛み、かゆみ、腫れは、まだ少し出ることがありますが、辛抱できる程度になっています。光線治療を行う前の、眠れないほどのつらさはなくなりました。

◆光線治療

治療用カーボン:3001-3002番。

照射部位・時間:両足裏部⑦・両膝部②・腹部⑤・腰部⑥を各5分間照射。⑦②⑤⑥は集光器使用せず、鼻患部は2号集光器使用。

(財)光線研究所「可視総合光線療法・実践治療 報告集」黒田一明監修

kiichiro2
  • 船橋市馬込沢で鍼灸院・光線療法院をやってます。
    慢性疾患をよくするためには、
    自己のもつ治癒力を高めることが非常に重要です。
    このブログでは主に光線療法について、
    日光を浴びることの重要性について綴っていきます。

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