発汗で起こるコリン性じんま疹が完治

 東京都/30歳・女性・会社員

 子ども時代から扁桃腺が腫れやすく、季節の変わり目にはよく熱を出して寝込んでいました。

 高校生や大学生になっても、しょっちゅう風邪をひき、暑い夏でも手足は冷たく、友だちにも、「なんて冷たい手なの」とよく言われました。

 26歳で就職しましたが、仕事の忙しさと人間関係のストレスからか、年に1~2回扁桃腺が腫れて高熱を出し、会社を休むことがありました。かかりつけ医の主治医には、「ストレスで体力が参って、それで発熱している。運動して体力をつけること、ストレスはため込まずに発散させること」と、言われていました。

 27歳ごろからは、扁桃腺は腫れない者の、のどの閉塞感を感じるようになりました。話をしていても声がかすれ、空咳がしばしば出るようになりました。また、胸の圧迫を感じるようにもなってきました。

 運動でストレスを解消しようと、週2回、エアロビクス教室に通い始めました。気分転換にもなり、気持ちよい汗をかきましたが、半年後には、たくさん汗をかいたあと、背中や太ももを中心に、全身に発疹が出るようになりました。

 皮膚科では、コリン性じんま疹と診断されました。発汗とストレスを避けるように言われ、抗ヒスタミン剤を処方されました。生活習慣を変えるのはむずかしく、薬も飲みたくない気分でした。

 そんなとき、友人から光線療法を紹介されたので、急いで貴付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診しました。

 からだには冷えが大きなストレスになるので、冷え症の解消が必要だとアドバイスされました。

 治療器を求め、自宅で光線治療を始めました。足裏と膝はできるだけ長く照射を心がけました。光線照射をすると、とても気持ちがよく、からだの中にエネルギーがしみ込む感じがします。不思議なことに、全身を温めているのに、照射した部位はかゆみを感じません。

 治療2ヵ月ほどで、じんま疹は全く出なくなりました。それから2年経ちましたが、汗をかいたあとも、じんま疹の再発はありません。もちろん、のどの閉塞感や胸の圧迫感もなくなって、現在の体調はいたって良好です。

◆光線治療

治療用カーボン:3001-3002番。

照射部位・時間:両足裏部⑦・両足首部②・両膝部②を各10分間照射、腹部⑤・腰部⑥・後頭部③を各5分間照射、背中と大腿部(患部)を各10分間照射。⑦①②⑤⑥・背中と大腿部(患部)は集光器使用せず、③は1号集光器使用。

(財)光線研究所「可視総合光線療法・実践治療 報告集」黒田一明監修

kiichiro2
  • 船橋市馬込沢で鍼灸院・光線療法院をやってます。
    慢性疾患をよくするためには、
    自己のもつ治癒力を高めることが非常に重要です。
    このブログでは主に光線療法について、
    日光を浴びることの重要性について綴っていきます。

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