右手首骨折後・肺ガン術後の経過が順調

 東京都/71歳・女性・自営業(150cm、43kg)

 私は40年間、学校の購買部で文房具などを販売してきました。61歳のとき、植木の剪定をしていて垣根から落ち、左手首を複雑骨折しました。骨がバラバラに砕けたので、ボルトで固定しました。主治医から「年齢的に手首が元通りになるのは難しい」と言われて、とてもショックでした。

 近所に住む娘が心配して、光線治療を勧めるので、治療器を用意して、指導書を参考に治療を始めました、治療用カーボンは3001-4008番の組み合わせを使用して、両足裏に10分間、左手首に30分間照射しました。光線照射を始めて1週間で、手首の腫れが引いてきました。

 2ヵ月照射したあとのレントゲン検査で、骨がきれいについていて、主治医がとても驚いていました。「光線治療をしています」と話したら、いろいろ質問されました。その後、しばらく光線治療を続けましたが、ボルトが入っているためか手首を動かすとつっぱり感があり、手の指も力が入りにくい状態はあまり変わりませんでした。 

 その後64歳の健康診断で初期の肺ガンが見つかり、肺の右上葉を切除しました。1年経っても手術後の傷口の痛みがとれず、貴付属診療所(光線研究所付属診療所)で指導を受けて、毎日自宅で光線治療を行いました。

 いつも締めつけるような胸の痛みが、治療を始めて2ヵ月で薄らいできました。痛くてできなかった深呼吸が普通にできるようになり、ラジオ体操をしても痛みを感じなくなりました。同時に手首の光線治療をしたところ、つっぱり感も軽くなり、お店で釣銭を渡すのも楽になりました。 

 67歳のときの健康診断でまた「左肺にカゲがある」と言われて心配になりましたが、翌年の検査ではカゲはなくなっており、ほっと胸をなでおろしました。

 光線治療を始めて10年、腰痛、膝痛、耳鳴りなど老人性の症状はすべて光線治療で治してきました。

◆光線治療

治療用カーボン:1000-5000番。

照射部位・時間:両足裏部⑦・腹部⑤・手術痕(右胸部・右背中部)・右手首部を各10分間照射、両足首部①・両膝部②・左右咽喉部④を各5分間照射。⑦⑤①②は集光器使用せず、手術痕・右手首部は1号集光器使用、④は②は集光器使用。

(財)光線研究所「可視総合光線療法・実践治療 報告集」黒田一明監修

kiichiro2
  • 船橋市馬込沢で鍼灸院・光線療法院をやってます。
    慢性疾患をよくするためには、
    自己のもつ治癒力を高めることが非常に重要です。
    このブログでは主に光線療法について、
    日光を浴びることの重要性について綴っていきます。

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