ガン予防と可視総合光線療法

光を、私たちの周りを照らすために使う科学技術の進歩の所産として使うのはもう古い。思いのままに病気を予防する、この上なく力強い手段となりうる力を秘めたものとして、光をあたたかく迎えるべきである。                   ジェイコブ・リバーマン(光の医学)

日本人の死因の第一位は1981年より「悪性新生物(ガン)」で、年間約30万人がガンで亡くなっています。ガンに罹る理由の大きな要因の一つに、屋外での活動や、勤務形態の変化により自然光を浴びる機会が極端に減っていることが挙げられます。

カリフォルニア大学のガーランド博士らは、日照量の少ない地域で大腸ガンの発生率が高いことから、大腸ガンの発生率と日照量には逆相関関係があるとしています。食事の内容が大腸ガンに及ぼす影響についても検討しましたが、地域による明らかな違いは認められなかったそうです。

またガーランド博士は、ビタミンDとカルシウムの摂取量とガン発生率を研究した結果、ビタミンDとカルシウムの摂取によって大腸ガンの発生率が下がることを報告しています。なおノースカロライナ大学のシュワルツ博士らは、前立腺ガンの死亡率と日照量の関係を検討し、ガーランド博士らと全く同様の結果を得ています。

ビタミンDがガンの発生や発育を抑えることは、地域における日照量や大気汚染などと発ガンの関係だけでなく、大腸ガン、乳ガン、白血病、悪性黒色腫、前立腺がんなどの各臓器に発生した細胞を使った試験レベルの実験でも示されています。ビタミンDやカルシウムには抗ガン作用があることがわかり、ビタミンDやカルシウムを不足させないために適度に日に当たることは、たんに骨粗鬆症やくる病などの骨に対する効果だけでなく、ガンの予防にもなることが期待されます。(財)「可視総合光線療法・理論と治験」黒田一明著

馬込沢うえだ鍼灸院

kiichiro2
  • 船橋市馬込沢で鍼灸院・光線療法院をやってます。
    慢性疾患をよくするためには、
    自己のもつ治癒力を高めることが非常に重要です。
    このブログでは主に光線療法について、
    日光を浴びることの重要性について綴っていきます。

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