脳梗塞後遺症の症状が驚異的に回復した
兵庫県/72歳・女性・主婦
40歳のときに、特発性心筋肥大症になりました。特発性とは原因不明という意味で、とにかく無理な運動はしないよう禁じられて、日常生活でも心臓に負担にならないように気をつけていました。
それは、61歳の12月の寒い日でした。お昼の支度をしていて突然気分が悪くなり、どうすることもできなくなりました。意識も朦朧とした状態で、救急車で病院に連れていかれました。検査の結果、脳梗塞と診断されて、そのまま2ヵ月間の入院治療となりました。
最初は言葉が全くしゃべれず、右手も麻痺していて、思うように動かせない状態でした。入院いて1週間後からリハビリ治療が始まりました。
2ヵ月間のリハビリ治療で、退院のときにはゆっくりで少し不明瞭ですが、相手に理解してもらえるぐらい話せるようになりました。右手は肩・肘・手首の関節を、何とか動かせるようになりましたが、指が自由に動かせませんでした。
退院時に、主治医の先生から「よくがんばってここまで回復しましたね。これから先の回復はかなりむずかしいと思いますが、あきらめずにがんばってください」と励まされました。
そのころ、夫が会社の知人から、脳卒中の麻痺が光線治療で回復したという話を聞いて、すぐに貴付属診療所(光線研究所付属診療所)に相談に行きました。
貴所で光線治療が手の麻痺に効くとうかがい、早速、光線治療器を求め、自宅での光線治療を始めました。すると、からだの筋肉や関節がやわらかくなって、動かしやすくなりました。何よりも、からだ全体に力がよみがえる感じがあって、とても気に入りました。
また、以前から慢性の扁桃炎がありましたので、その治療も始めました。
光線治療を受けて半年目には、だいぶ会話ができるようになって、少しずつ字を書くことも、箸を使って食事をすることもできるようになりました。
あれから10年になりますが、いまでは普通に話をして、右手も普通に使っています。扁桃炎も起こらなくなり、この光線治療器は私の大切なパートナーになっています
◆光線治療
治療用カーボン:3002-4008番。
照射部位・時間:両足裏部⑦・右手部(手掌部・手背部)を各10分間照射、両足首部①・両膝部②・後頭部③・右肩部⑩・右肘部㉞を各5分間照射。⑦①②は集光器使用せず、右手部・③⑩㉞は1号集光器使用。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・実践治療 報告集」黒田一明監修