息切れで歩行困難になった気管支喘息が改善した

 香川県/64歳・女性・主婦

 7~8年前より気管支喘息になり、徐々に咳、痰が多くなってきました。毎年秋口になると、のどがこそばゆくなり、一気に喘息症状が強く現れる状態でした。

 気管支喘息になってから風邪を引きやすくなり、とくに気温が下がってくると、喘息の症状が悪化します。悪化してくると、息苦しさがひどく階段が昇れなくなり、平坦な道でさえ息切れで、歩行が困難になる状態が続いていました。

 友人たちは国内や海外の旅行を楽しんでいましたが、私は誘われてもとても行ける体力、気力がありません。 

 病院の処方薬は増える一方ですが、肝心の薬の効果はほとんど見られませんでした。

 すっかり滅入ってしまった私に知人からの勧めがあり、光線療法をすることにしました。貴付属診療所(光線研究所付属診療所)で以下のような指示を受け、光線照射を開始しました。

 治療用カーボンは5002-5002番を使用し、両足裏部⑦・両足首部①・両膝部②・腰部⑥・腹部⑤(以上集光器使用せず)・肩甲骨間部⑫(1号集光器使用)・左右咽喉部④(2号集光器使用)を、⑦①②⑫各10分間、そのほかは各5分間照射しました。 

 光線照射約1ヵ月後、喘息発作が軽くなってきました。貴所のアドバイスで、就寝する前に両足裏部⑦をもう一度照射を行った結果、照射2ヵ月後からのどの不快感が改善してきました。毎日欠かさず、光線療法を行った結果、照射3ヵ月後には、喘息発作がほとんど起こらなくなりました。また、咳と痰も自然と少なくなってきました。からだも大変温まり、夜間、早朝の喘息発作がなくなり、睡眠がよくとれるようになりました。 

 定期検診で病院の外来を受診したところ、担当医が、「あれほど症状が重かったのに・・・・。もう外来に来なくてもよいでしょう。何かあったら、いつでも来るように」と大変不思議そうにしていました。温泉旅行にも出かける自信がついてきました。もっと自信ついたら海外旅行にも挑戦してみようと余裕が出てきました。

 病院でいろいろな薬を処方されても、それは一時しのぎでしかなく、喘息発作の苦しみから「人生はもう終焉」と嘆いていた3ヵ月前が、まるで夢のように思えます。私は光線療法に助けられました。本当に感謝しています。

◆コメント

 壮年期以降の気管支喘息は、大変改善しにくい傾向がある。病院で処方される薬も、一時的に症状を抑えるだけで、喘息の誘因である冷えを光線照射で改善しないと、喘息の根本的な治療にはならない。

 本治験例は、毎日根気よく光線療法にとり組んだ結果、からだが温まり、著しい改善が見られた。可視総合光線療法は、薬で治りにくい気管支喘息に効果があることが裏付けられた治験例である。

(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著

馬込沢うえだ鍼灸院

kiichiro2
  • 船橋市馬込沢で鍼灸院・光線療法院をやってます。
    慢性疾患をよくするためには、
    自己のもつ治癒力を高めることが非常に重要です。
    このブログでは主に光線療法について、
    日光を浴びることの重要性について綴っていきます。

呼吸器の病気喘息・慢性気管支炎・呼吸障害・肺炎治療報告