右手甲のやけどが痕も残らず完治
【治験症例 1】
やけど(右手甲)
24歳・女性・会社員
◆症状の経過
風呂場で右手甲に熱湯を浴び、一部にやけどを負った。その場ですぐに水道水で冷やしたが、右手甲部全体が赤くなり、水疱が2ヵ所にできた。その夜は痛みのため眠れずにすごした。右手全体のむくみも見られた。
翌日、光線治療でやけどを治したという友人の紹介で、当付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診した。
◆光線治療
治療用カーボンは3001-3001番を使用し、両足裏部⑦・両膝部②(以上集光器使用せず)各10分間、右手甲部(1号集光器使用)30分間照射。最初のうちは、患部(右手甲)までの距離を50cm以上離して照射した。
◆治療の経過
治療開始1週間は、1日おきに3回治療し、2週目からは週2回の通院治療を行った。1回目の治療で夜も眠れなった痛みが緩和し、4回目の治療では腫れ、水疱が完全に吸収され、わずかな赤みとかゆみが残る程度になった。7回目の治療で赤み、かゆみともに消退し、心配していたやけどの痕も残らず完治した。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著