右足底にできたウオノメが4ヵ月で完治
【治験症例 10】
ウオノメ、糖尿病
71歳・男性・弁護士/身長172cm・体重70kg
◆症状の経過
50歳時の健康診断で血糖値が200mg/dlあり、糖尿病と診断された。自覚症状がなく、仕事が多忙のためもあって、長年治療せずにそのまま放置していた。60歳代後半より、血圧が上昇し、下肢のむくみや足先のしびれが出て、足の感覚も鈍くなってきた。
また、以前から出来ていた右足底のウオノメの芯を無理にほじくって、患部を悪化させてしまった。
皮膚科で「壊死になれば、手術の可能背もある」と言われ、あわてて当付属診療所(光線研究所付属診療所)を再診(57歳時に眼瞼ケイレンを光線治療3ヵ月で治癒させたことがある)した。
◆光線治療
治療用カーボンは3001-4008番を使用し、両足裏部⑦・両足首部①・両膝部②・背正中部㉘各10分間、腹部⑤・腰部⑥(以上集光器使用せず)・後頭部③(1号集光器使用)各5分間、ウオノメ患部(3号集光器使用)20分間照射。
◆治療の経過
糖尿病性の知覚神経障害のため痛みは感じなかったが、下肢の強い冷え感が不快であったため、両足裏部⑦・両足首部①・両膝部②・ウオノメ患部は、毎日必ず治療した。
治療2ヵ月後には、下肢の冷え感がやわらぎ、寝つきがよくなってきた。ウオノメ患部も皮膚の表面が再生し、傷口が広がるようなことはなく安心した。その後も光線治療をしっかり継続し、4ヵ月後にはウオノメは完治した。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著