高齢者に多い四大骨折に対する可視総合光線療法 1

上腕骨近位端骨折・橈骨遠位端骨折・脊椎圧迫骨折・大腿骨頸部骨折

一般財団法人 所長 医学博士 黒田一明

 高齢者では骨折リスクが高まります。最大の原因は加齢に伴い骨密度が低下する骨粗鬆症で、少しの衝撃でも骨折します。また、加齢により筋力が衰え、体のバランスが悪くなり、つまづきや転倒で骨折します。骨折予防には骨の強化が重要で光線療法とともに、運動習慣とビタミンD、カルシウム、ミネラル、蛋白質などバランスの良い食事も重要です。

 今回は四大骨折に治療例と文献を解説します。

■可視総合光線療法

 可視総合光線療法は光・熱エネルギーを体に補給して、ビタミンD産生を促しカルシウムの吸収を高めて加齢による骨密度の低下を少しでも抑えて骨折の予防に寄与します。骨折に対しては光線照射による抗炎症作用、鎮静作用、血行改善で痛みや炎症を緩和し、骨の癒合を促すとともに骨折に伴う筋力の低下を改善し、骨折部周囲の手足の運動機能やリハビリを円滑にします。

光線研究 第649号 令和7年4月1日発行 一般財団法人 光線研究所

kiichiro2
  • 船橋市馬込沢で鍼灸院・光線療法院をやってます。
    慢性疾患をよくするためには、
    自己のもつ治癒力を高めることが非常に重要です。
    このブログでは主に光線療法について、
    日光を浴びることの重要性について綴っていきます。

外科系捻挫・打撲・創傷・骨折・骨の変化整形外科系

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