慢性扁桃炎

 14歳・女子

◆症状の経過

 生まれつき口蓋扁桃が腫れやすく、発熱を頻回に繰り返し、中耳炎、鼻炎も合併しており、抗生剤などを服用していた。3歳時発熱を繰り返すため祖母が心配し、光線治療のため当付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診。

◆光線治療

治療用カーボン3000-5000番を使用し、両足裏部⑦10~20分間照射、鼻や耳は2号集光器を使用し適宜照射を追加した。

◆治療の経過

 自宅で週2~3回の光線治療を開始。発熱時は毎日照射し、耳、鼻の照射を追加した。治療3ヵ月後、扁桃炎による発熱の回数が減少。その後は耳だれ、鼻閉塞も改善。光線治療1年後、中耳炎再発は少なくなった。5歳時、発熱しても光線治療で早く元気になり幼稚園を休園することも少なくなり、頸部のリンパ節の腫れる程度も軽くなった。8歳時、口蓋扁桃の肥大はあるが、発熱で中耳炎を起こしても学校を長く休むことはなくなった。10歳時、疲れると発熱したが、口蓋扁桃の肥大による身体の発育には支障なく経過した。14歳の現在、光線治療で扁桃炎の発熱はなく元気に中学校に通学している。

『光線研究 第630号』令和4年2月1日 一般社団法人 光線研究所発行

kiichiro2
  • 船橋市馬込沢で鍼灸院・光線療法院をやってます。
    慢性疾患をよくするためには、
    自己のもつ治癒力を高めることが非常に重要です。
    このブログでは主に光線療法について、
    日光を浴びることの重要性について綴っていきます。

症例耳・鼻・のどの病気