風邪後の嗅覚障害

 女性・54歳/公務員(153cm・67kg)

◆症状の経過

当所(光線研究所付属診療所)受診の3ヵ月前に風邪で4日間発熱と咳が続いた。その後嗅覚の異常に気づき耳鼻科を受診し、副鼻腔炎を指摘された。鼻水や鼻詰まりはなかった。服用薬と点鼻薬を続けたが、嗅覚障害は回復しなかった。臭いは、すべて少し焦げた様な感じであった。知人に光線治療を紹介され、当付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診。

◆光線治療

治療用カーボン:3001-4008番を使用し、両足裏部⑦・両足首部①(以上集光器使用せず)、後頭部③(1号集光器使用)、鼻部⑯(2号集光器使用)、⑦⑯10分間、②③5分間照射。

◆治療の経過

耳鼻科治療は効果がなく中止し、光線治療器を自宅に用意して治療開始。3カ月間毎日治療を行ったところ、食べ物の匂いはまだわからなかったが、好きな柑橘系の匂いは感じるようになった。その後は徐々に嗅覚は回復し、さらに1年ほど毎日光線治療を継続しほぼ嗅覚障害は治った。

 『光線研究 第632号』令和4年6月1日 一般財団法人 光線研究所発行

kiichiro2
  • 船橋市馬込沢で鍼灸院・光線療法院をやってます。
    慢性疾患をよくするためには、
    自己のもつ治癒力を高めることが非常に重要です。
    このブログでは主に光線療法について、
    日光を浴びることの重要性について綴っていきます。

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