過労による自律神経失調症が改善する

 東京都/49歳・女性・保険外交員

 長年、保険のセールスをがんばってきました。もともと肩こりが強かったのですが、昨年ごろから、気がつくと顎を強くかみしめるようになりました。だんだん、顎の痛みや頭痛が出てくるようになり、顔のほうまで痛むような感じになりました。 

 そのうち、字をうまく書けない、箸をうまく使えないという状態になりました。足の動きも悪くなり、歩くことも難儀するようになりました。一人では何もできない状態なので、仕事も長期休職をせざるを得ませんでした。 

 病院での検査の結果、とくに異常は見られないとのことで、仕事のがんばりすぎ、過労による自律神経失調症という診断でした。

 そこで、次に受診した職業病科で、対人関係や仕事の取り組みに対するカウンセリングを受けました。また、整体・鍼灸・マッサージ治療など、東洋医学的な治療を半年以上試しましたが、改善の兆しは見られませんでした。

 文字通り、廃人同様の日々を送っていました。ほとんど絶望的な気分でいたとき、だいぶ前に購入し、放置しておいた光線治療器を思い出しました。もしかすると、自律神経失調症にも効果があるのではないかと、光線治療に一縷の望を託しました。早速、貴付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診して、光線治療の指導を受けました。

 手足の冷えも強かったのですが、光線療法を毎日行うと、少しずつ温まってきました。それとともに、からだの緊張が徐々にほぐれ、治療1カ月ほどで顎を強くかみしめる感じが減ってきました。

 これまで行ってきたどの治療よりも、光線治療のほうが断然効くという実感がありました。

 また、1台の治療器で行う自宅治療に比べて、4台で行う通院治療のほうが、桁違いに気持ちがよく、効果も出る感じがありました。そこで、毎日の自宅治療とともに、ときどき貴所に通院して治療を受けることにしました。

 光線治療開始2カ月、3カ月と続けるうちに顎や顔の痛み、頭痛も徐々に緩和してきました。光線治療はとても気持ちがよいので、そのころ自宅治療では、1日に合計3時間ほど時間をたっぷりかけて照射しました。

 治療4ヵ月後には、それまで速く歩くのが困難でしたが、小走りできるまでに改善しました。現在、光線治療を始めて半年経ちましたが。仕事に復帰できる状態ではありませんが、日常の生活のほうは何とか大丈夫になりました。

 体調はまだ完全とはいえませんが、この調子で光線療法を続ければ、必ず治るだろうと思えるようになりました。これまで一所懸命がんばってきましたが、これからはそんなにがんばらなくてもよいと、仕事に対する考え方も変わりました。

 この際なので、もうしばらく仕事を休み、心身ともにしっかり治したいと思っています。

◆光線治療

治療用カーボン:3002-4008番。

照射部位・時間:両足裏部⑦を20分間照射、両足首部①・両膝部②・腰部⑥・左右耳下腺部㊳㊴を各5分間照射。⑦①②⑥⑤は集光器使用せず、③は1号集光器使用、㊳㊴は2号集光器使用。

(財)光線研究所「可視総合光線療法・実践治療 報告集」黒田一明監修

kiichiro2
  • 船橋市馬込沢で鍼灸院・光線療法院をやってます。
    慢性疾患をよくするためには、
    自己のもつ治癒力を高めることが非常に重要です。
    このブログでは主に光線療法について、
    日光を浴びることの重要性について綴っていきます。

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