卵巣腫瘍の術後治療での体調不良が改善する

 東京都/78歳・女性・主婦

 60歳のとき、久しぶりに受けた地元の健康診断で、卵巣腫瘍が見つかりました。とくに自覚症状はありませんでしたが、大変ショックを受けました。その2年前に、夫が胃ガンで他界していたので、まさか自分もと不安な気持ちでいっぱいでした。

 「いま手術をすれば治る可能性は高い」と言う主治医の先生を信じて、卵巣腫瘍の摘出手術を受けました。手術は無事成功しましたが、再発予防の目的で、抗ガン剤治療を4ヵ月間受けました。

 慣れない入院生活や手術に対するストレス、さらに抗ガン剤の副作用などの影響もあり、手術後は睡眠が浅く、一日中なんとなくだるく過ごしていました。体重が10kg近く減り、抗ガン剤治療が終了したあとも、なかなか元に戻りませんでした。

 抗ガン剤治療終了後、特別な治療はなく、経過観察のために、月1回受診するよう言われました。

 手術の体調不良のことを知人に相談しました。すると、手術後回復や抗ガン剤治療の副作用軽減に、光線治療がとても効果があると言われ、貴付属診療所(光線研究所付属診療所)を紹介してくれました。抗ガン剤治療が終了した翌月、貴所を受診しました。 

 初めて光線治療を受けましたが、からだがポカポカと温まり、とても気持ちがよかったので、自分にも治療器を用意しました。それからは、毎日光線治療を行いました。それまで浅かった睡眠が光線治療をした日に夜はぐっすりと眠れるようになりました。睡眠の質がよくなり、3ヵ月後にはからだのだるさもなくなり、術前とほぼ変わらない状態になりました。また光線治療を始めてから食欲も徐々に出てきて、体重が3kg増えました。

 1ヵ月ごとの病院の診察では、毎回腫瘍マーカー値に異常はなく、体調も順調に回復していたので、2カ月、3カ月、半年おきと、診察間隔が延びました。5年経過後は1年ごとに検査を受けていますが、再発もなく、元気に過ごしています。

◆光線治療

治療用カーボン:1000-4008番。

照射部位・時間:両足裏部⑦・両膝部②・左右下腹部㉓㉔を各10分間照射、腰部⑥・後頭部③を各5分間照射。⑦②⑥は集光器使用せず、㉓㉔③は1号集光器使用。

(財)光線研究所「可視総合光線療法・実践治療 報告集」黒田一明監修

kiichiro2
  • 船橋市馬込沢で鍼灸院・光線療法院をやってます。
    慢性疾患をよくするためには、
    自己のもつ治癒力を高めることが非常に重要です。
    このブログでは主に光線療法について、
    日光を浴びることの重要性について綴っていきます。

乳ガン・子宮ガン・卵巣ガン婦人科の病気治療報告