スポロトリコーシスの痛みが改善した

 静岡県/71歳・男性・自営業

 昨年の夏、手の甲に少し丸みのある1.5cmほどのおできのようなものができました。近くの外科を受診し、2度切開して膿を出しました。

 しかし切開後も、またふくらんできました。地元の皮膚科にみてもらい、さらに紹介された医療センターや医大で何度も検査を受けた結果、スポロトリコーシスという、真菌が皮膚に感染して発症する病気だと診断されました。

 病院では、温熱療法が効果的なので、「使い捨てカイロを使いましょう」と言われました。しかし、仕事で水を使うことが多いので、いつもカイロをつけておくことができません。困っていたところ、昔からお世話になっている、かかりつけの病院の先生が光線治療を勧めてくれました。

 以前から、光線治療器は家にあっても、あまり使っていませんでしたが、とりあえず自己流で治療を始めました。治療用カーボンは3001-4008番で、患部のみ1号集光器を使って、朝・夕の2回、各15分間照射してみました。病院の薬も併用して3ヵ月ほど経過しましたが、患部の赤みが5cmほどに広がってしまい、その赤身の部分に痛みがありました。

 自己流では効果的な治療ができないと不安に思い、貴付属診療所(光線研究所付属診療所)に相談したところ、「治療用カーボンを3001-3002番に変更し、両足裏部⑦は集光器を使用せずに、10分間照射、後頭部③は1号集光器を使用して5分間追加照射するとよい」というアドバイスを受けました。 

 アドバイスの通りに朝・夕2回の治療を続けたところ、1週間ほどで皮膚の赤みが少し薄くなり、3週間でふだんお皮膚の色に近くなりました。

(財)光線研究所「可視総合光線療法・実践治療 報告集」黒田一明監修

kiichiro2
  • 船橋市馬込沢で鍼灸院・光線療法院をやってます。
    慢性疾患をよくするためには、
    自己のもつ治癒力を高めることが非常に重要です。
    このブログでは主に光線療法について、
    日光を浴びることの重要性について綴っていきます。

帯状疱疹・その他の皮膚疾患治療報告皮膚の病気