左顔面神経麻痺と中耳炎が早期に改善

 東京都/66歳・男性・会社員

 30年以上も前のことです。梅雨のころ、風邪をこじらせたのをきっかけに、左耳に痛みを感じました。耳鼻咽喉科を受診したところ、急性化膿性中耳炎と診断され、通院治療を始めました。 

 通院を始めてから数日後、梅雨のジメジメした暑くて寝苦しい夜に、冷房をつけっぱなしで、さらに扇風機をつけたまま眠ってしまいました。 朝起きると、左の顔が麻痺して、目を完全に閉じることができず、口にも違和感があり、汁物を食べると口からこぼれ落ちてきました。

 耳鼻咽喉科に再診した結果、顔面神経麻痺との診断で、飲み薬による治療が始まりました。 

 処方された飲み薬で胃が痛くなりましたが、顔面神経麻痺を治すためには薬をやめられません。とても困っていたところ、仕事関係の知り合いが光線治療を紹介してくれました。少し話を聞いただけではよくわからず、とりあえず半信半疑のまま、貴付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診しました。

 初めての光線治療は、からだ全体がじんわりと温まり、とにかく気持ちがよいという印象でした。 

 その後、病院治療と併用することを決め、自宅で毎日光線照射を行いました。そのお陰で、日ごとに顔面麻痺の症状は改善し、薬の副作用による胃の痛みもほとんどでなくなりました。

 1ヵ月後には、左の顔の元通りになりました。回復の速度が早く、さらに中耳炎までよくなったので、耳鼻咽喉科の先生が驚いていました。 

 その数年後、顔面神経麻痺になった友人に私の経験を話して、光線治療を勧めました。友人はあまり乗り気ではなく、その後も病院治療だけを行っていました。運の悪いことに、数ねんたっても顔のひきつれる感じが残ったそうです。

 このことがきっかけで、光線治療をさらに信じるようになり、とくに気になる症状がなくても、健康維持のために光線照射を継続しています。

 66歳になった現在も、光線治療のお陰で元気に仕事をこなし、海外旅行を楽しんでいます。

◆光線治療

治療用カーボン:3002-4000番。

照射部位・時間:両足裏部⑦・両足首部①・両膝部②・後頭部③・左耳部⑰を各5~10分間照射、左顔面部(患部)を10分間照射。⑦①②は集光器使用せず、③・左顔面部は1号集光器使用、⑰は2号集光器使用。

(財)光線研究所「可視総合光線療法・実践治療 報告集」黒田一明監修

kiichiro2
  • 船橋市馬込沢で鍼灸院・光線療法院をやってます。
    慢性疾患をよくするためには、
    自己のもつ治癒力を高めることが非常に重要です。
    このブログでは主に光線療法について、
    日光を浴びることの重要性について綴っていきます。

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