社員の保健に活用、退職後は家族で愛用中

 神奈川県/82歳・女性・主婦

 私は現在82歳になりますが、光線療法には昭和23年よりお世話になっておりますが、若いころ勤務していた会社の常務が光線を大変信頼しておられ、常務の勧めにより社内で社員の保健に光線照射を行う仕事を任されたのが、光線療法との出会いでした。

 若い男性社員が腎臓結石と診断され、昼休みや帰りがけに光線照射に通ってきました。私は貴光線研究所発行の『遺伝と光線』の解説書を頼りに、光線照射を行いました。数日間の照射で「結石が出た」とその社員が持ってきたときには、この光線の効果に驚いたことを覚えています。私はすぐに担当医に報告するように伝えました。

 ときには老人ホームを慰問し、膝の悪い方、座れない方などに光線照射を行いました。その効果はてきめんで、私が光線の器械を持って訪れるのを、皆さん喜んで待っていてくださったものでした。

 また、社員ではないひとが光線の評判を聞いて、会社に光線をかけに来られる方もありました。その中に、当時40代の女性がありました。からだの動きが鈍いご様子だったので、貴付属診療所(光線研究所付属診療所)にごいっしょしました。

 黒田先生は甲状腺機能低下症と診断され、手術を勧められました。手術を受けてからも、引き続き光線照射を行い、しだいに元気をとり戻しました。昨年秋、そのご夫妻が30~40年振りに私を訪ねてこられ、「お陰さまで以後すっかり元気になり、友人と旅行もしています」とことでした。

 会社を辞めてからは、家族の風邪、便秘などに光線を愛用しております。77歳のときはバネ指を光線照射で治しました。近ごろ、腰が曲がり始めたので、毎朝光線を30分かけてから起きています。そのせいか、毎日きちんと便通があるようになりました。

 元来、あまりからだが丈夫でなかった私ですが、光線のお陰で気持ちよい老後の日々を送っております。

 私は「ボケず、寝込まず、人に迷惑をかけず、静かに終わりたい」というのが一番の希です。一昨年、夫を看取りました。現在長男夫婦といっしょにおりますが、自分の身の周りのことは無論、食事の後片づけ、道路や庭の掃除、散歩など、できるだけやるように心がけております。

 光線療法とのご縁ができたことは、私にとって大変幸せなことでした。貴所(光線研究所付属診療所)の皆さまに心から感謝し、これからもお世話になりますので、よろしくお願いいたします。

(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著

kiichiro2
  • 船橋市馬込沢で鍼灸院・光線療法院をやってます。
    慢性疾患をよくするためには、
    自己のもつ治癒力を高めることが非常に重要です。
    このブログでは主に光線療法について、
    日光を浴びることの重要性について綴っていきます。

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