娘の自閉症の症状が少しずつ改善している

 東京都/5歳・女児(報告者・母)

 娘は現在では、5歳になりました。生後1ヵ月検診のとき、心房中隔欠損症という心臓の病気であることがわかりました。この病気は、心臓内部の壁に穴があいていて、血液が逆流しやすいので、手術で穴をふさがないといけないこともある病気だと説明させれました。 

 娘の病気がわかったときは、私たち夫婦も大変なパニックを起こしました。幸いなことに、心臓いあいている穴は小さいため、自然にふさがる可能性もあるとのことで、しばらく様子を見ることになりました。

 しかし、家庭医学書で調べたところ、成長とともに心臓も大きくなるので、穴も大きくなる場合もあり、その場合はやはり手術が必要と知り、心配になりました。

 そのようなとき、光線療法を長年続けていた母のことを思い出しました。光線療法が娘の病気にも使えないかと、貴付属診療所(光線研究所付属診療所)に相談しました。また、おむつかぶれも起こしやすいので、それも併せて相談しました。娘はちょうど4ヵ月のときでしたので、光線療法も次の方法で様子を見ることになりました。

 治療用カーボンは3001-5000番を使用し、両足裏部⑦・両足首部①(以上集光器使用せず)・肛門周囲部(2号集光器使用)を各5分間ずつ照射しました。

 おむつかぶれは、光線療法をはじめてからみるみるよくなりました。そして、心配していた心臓の穴も3歳のときには自然とふさがったのです。これには私たち夫婦も大変喜びました。

 ところが、娘が成長するにつれて、行動が異常に落ち着きがなく、いつも走りまわり、他の子と遊ぶことができず、言葉の発達も極端に悪くて、ほとんど意味のある言葉を話さないことに気づいたのです。病院で診てもラったところ、自閉症という診断を受けました。この病気は原因もわからず、有効な治療もないとのことで、またまた大変なショックを受けました。

 自閉症への光線療法の確実な効果はわからないと、貴所(光線研究所付属診療所)の先生に言われましたが、とりあえず治療用カーボンは3002-5000番を使用し、両足裏部⑦10分間、両足首部①・腹部⑤・腰部⑥各5分間照射してみることになりました。光線療法を続けるうちに、しだいに行動が落ち着き始め、言葉も母音だけだった発音が子音も発音できるようになり、少し続けて話せるようになってきました。

 光線療法が、脳の正常な状態に役立っている感じがしています。便秘もしやすかったのですが、これも治療用カーボン3001-5000番を使用して照射すると、お腹の調子がよくなるようでした。 

 自閉症は治すのがむずかしい病気だと聞いていますが、この光線療法で改善の兆しが出ているので、今後もがんばって続けて行こうと思っています。

(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著

kiichiro2
  • 船橋市馬込沢で鍼灸院・光線療法院をやってます。
    慢性疾患をよくするためには、
    自己のもつ治癒力を高めることが非常に重要です。
    このブログでは主に光線療法について、
    日光を浴びることの重要性について綴っていきます。

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