うつ病と食欲不振が、半年で回復した

 東京都/64歳・女性・主婦

 私は夫と息子、娘の4人で暮らしています。実は20歳ごろから便秘や肩こり、頭痛がひどくて、便秘薬や頭痛薬を長年服用してきましたが、最近では薬の効き方も悪くなっていました。また、昨年の夏ごろからは不眠症となり、睡眠薬を飲んでも2~3時間しか眠れず、そのうち手足がしびれて、力も入りにくくなってきました。

 病院では全身のCTやMRIの検査を受けましたが、全く異常はありません。結局、神経科にまわされて、うつ病という診断を受けました。 自分では、長年服用してきた薬の副作用が出たのだと思いましたが、さらにうつ病や自律神経失調症の薬を増やされました。胃も弱って、食欲がまったくなくなり、体重も半年間で6kgも減りました。便秘や不眠、頭痛、手足のしびれに悩まされ、一日中ボーッとして、表情も暗く、何をする気力も出ませんでした。 

 そんなとき、自宅にある光線治療器のことに気がつきました。光線治療器は夫の両親が愛用しており、わが家でも夫や子どもたちがよく使っていました。私自身はあまり興味がなく、これまでほとんど使っていませんでしたが、今あまりにもつらいので、貴付属診療所(光線研究所付属診療所)で指導を受け、光線治療を始めました。

 治療用カーボンは3002-5000番を使用し、両足裏部⑦・前額部⑮各10分間、両足首部①・両膝部②・腰部⑥・後頭部③各5分間照射。⑦①②⑥以上集光器使用せず、③1号集光器使用、⑮2号集光器使用。

 最初の1ヵ月はまったく効果が見られず、本当によくなるのか不安になって、再度貴所(光線研究所付属診療所)を受診しました。「必ずよくなりますから、根気よく照射を続けてください」と先生に励まされ、「とくに両足裏部⑦の照射を延長するように」との指導をいただき、照射を続けました。

 すると、まったくなかった食欲が徐々に出て、不眠症も睡眠薬の効きがよくなってきました。これはよくなるかもしれないと思い、せっせと毎日照射を続けました。

 現在、照射を始めてから半年ほど経ちますが、食欲旺盛になって体重も5kg増えました。睡眠薬はまだ飲んでいますが、朝までぐっすり眠れるようになりました。手足のしびれはほとんどとれて、力が入るようになり、握力は左右とも10kgぐらい増えました。 

 何よりうれしいのは、いつもボーッとして暗く、まったく元気がなかったのが、自分でもわかるほど元気になり、よく笑えるようになったことです。最初は半身半疑だった光線療法に、いまでは大変感謝しています。

(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著

kiichiro2
  • 船橋市馬込沢で鍼灸院・光線療法院をやってます。
    慢性疾患をよくするためには、
    自己のもつ治癒力を高めることが非常に重要です。
    このブログでは主に光線療法について、
    日光を浴びることの重要性について綴っていきます。

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