胆石が消失、強い肩こりも改善

【治験症例 12】

 胆石症、肩こり

 65歳・女性・主婦/身長151cm・体重46kg

◆症状の経過

 63歳ごろから、右上腹部にときどき痛みが見られた。病院のエコー検査で胆石症(5mm)と診断された。とくに治療の必要はなく、経過観察となったが、痛みがあるので心配であった。以前から肩こりが強く、眼の疲れもあったので、友人の紹介で当付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診した。

◆光線治療

 治療用カーボンは3001-4008番を使用し、両足裏部⑦・両足首部①・両膝部②・肝臓部㉗・頚椎下部㉜各10分間、腹部⑤・腰部⑥・眼部⑯各5分間照射。⑦①②⑤⑥以上集光器使用せず、㉜⑯以上1号集光器使用、㉗2号集光器使用。

◆治療の経過

 自宅で光線治療を行った。最初は毎日治療したが、3ヵ月ほどで胆石の痛み、肩こり、眼精疲労がなくなり、その後はあまり治療しなかった。

 1年後、自宅の改築などで疲労が蓄積し、再び胆石の痛み、胃潰瘍による胃痛が出たので、再び受診した。当所(光線研究所付属診療所)では、以前と同様の光線治療を続けるよう指示した。

 再び光線治療を始めて半年後、胆石や胃潰瘍の痛みは治まった。これ以降は、両足裏部⑦・両膝部②・肝臓部㉗・頚椎下部㉜各10分間の照射を毎日続けた。

 治療5年後には、病院のエコー検査で胆石が消失していることが確認された。治療8年後の現在、肩こりや眼精疲労はあるが、体調はよく、光線治療も継続している。

 最近1年間、当所で測定した骨量は同一年齢比較で99%から104%に改善している。

◆コメント 

 胆石症は、比較的女性に多い疾患のひとつである。

 本治験例の胆石は、比較的小さい結石であったが、光線治療により結石は消失した。光線療法には胆汁のうっ滞をとり、胆汁の流れをよくする作用がある。胃腸機能を高める作用も、胆石などの胃腸病に有用である。

 本治験例では、骨密度評価値の著名な改善が見られた。

●血圧(mmHg)

137/85(初診時)→ 121/76(3ヵ月後)→ 140/87(1年後)→ 125/65(5年後)→ 112/68(7年後)→ 120/70(8年後)

●足裏温(℃)

右:29.5(初診時)→ 32.0(3ヵ月後)→ 30.9(1年後)→ 31.0(5年後)→ 32.7(7年後)→ 30.8(8年後)

左:30.3(初診時)→ 31.8(3ヵ月後)→ 31.7(1年後)→ 31.6(5年後)→ 32.4(7年後)→ 31.3(8年後)

●握力(kg)

右:22(初診時)→ 27(3ヵ月後)→ 17(1年後)→ 23(5年後)→ 30(7年後)→ 28(8年後)

左:20(初診時)→ 23(3ヵ月後)→ 16(1年後)→ 18(5年後)→ 22(7年後)→ 25(8年後)

(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著

 

kiichiro2
  • 船橋市馬込沢で鍼灸院・光線療法院をやってます。
    慢性疾患をよくするためには、
    自己のもつ治癒力を高めることが非常に重要です。
    このブログでは主に光線療法について、
    日光を浴びることの重要性について綴っていきます。

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