光線治療で全身の血流を改善

 現代の免疫学では、気管支の病態アレルギー反応中心に、多方面から研究しているが、治療にはほとんど役立っていないのが現状である。これは単にハウスダストのようなアレルゲンを除去する、ステロイド剤を投与して、アレルギー反応のみを抑えればよいという、狭い範囲でからだをみているからである。からだの自然治癒力、とくに光や熱エネルギーの不足による「冷えの病態」を変えない限り、そのほかの治療はすべて小手先の治療になってしまう。 

 したがって、喘息病態の改善には、可視総合光線療法によって、まず冷えを改善することが重要な対策であり、さらに日常生活の内容の見直しと改善、そして何よりも光線療法の継続が大切である。

 光線療法で血液循環の改善、免疫系、自律神経系、内分泌系の各機能を調整し、炎症を鎮めるとともに過剰なアレルギー反応を抑制して、基礎体力や抗病力を回復させることが可能となる。光線治療のさまざまな作用は、学童に多いアレルギー型(外因型)、中高年に多い感染型(内因型)の双方に治療効果をあげている。また再発を予防するためにも、ステロイド剤など薬剤の副作用を軽減させることにも大変有効である。

(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著

馬込沢うえだ鍼灸院

kiichiro2
  • 船橋市馬込沢で鍼灸院・光線療法院をやってます。
    慢性疾患をよくするためには、
    自己のもつ治癒力を高めることが非常に重要です。
    このブログでは主に光線療法について、
    日光を浴びることの重要性について綴っていきます。

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