夫のクモ膜下出血が光線療法で軽快した

 大阪府/49歳・男性・会社員(報告者・妻)

 49歳の夫が、ある朝、突然はげしい頭痛と嘔吐におそわれ、救急車で病院に運ばれました。

 病院でのCTなど精密検査を受けた結果、クモ膜下出血と診断され、入院加療が始まりました。翌朝に再出血があったらしく、髄膜炎の症状が現れ始め、髄液を抜く検査を受けました。

 医師からは、再出血箇所は眼の奥にある脳幹の部分と説明されました。入院中、院内感染で肝臓や膵臓の異常が起こり、肺炎にもなってしまいました。

 その後、臓器出血や貧血も起こり、熱も40℃の状態が続き、担当医からこれ以上は手の施しようがないと言われました。とうとう医師から「何(の治療)をしてもよい」との許可を得て、光線治療器を求めて病室へ持ち込み、夫に光線照射を開始しました。

 治療用カーボンは3002-5000番を使用し、照射部位は両足裏部⑦・両膝部②(以上集光器使用せず)、後頭部③(1号集光器使用)、肝臓部㉗(2号集光器使用)。⑦②を各10分間、その他は各5分間照射しました。

 光線照射を開始後、約1ヵ月でずいぶん熱が下がりました。しかし、病院の都合で光線照射を中止したところ、再び髄膜炎を起こし、治療のやり直しとなりました。長い闘病生活で聴力も落ち、腰痛も強く現れ、シャックリも続いて、とても息苦しそうでした。

 筋肉もすっかり落ち、座ることも立つこともできず、病院治療の限界を悟り、夫を抱きかかえて退院しました。それでも定期的な受診と薬を続けることを約束させられました。

 いよいよ光線療法の必要性を感じ、貴付属診療所(光線研究所付属診療所)から次のようなご指導を受けました。

 治療用カーボンは1000-4008番。照射部位は、両足裏部⑦・両足首部①・両膝部②・腰部⑥(以上集光器使用せず)、背正中部㉘・後頭部③以上1号集光器使用。左右咽喉部④・頭頂部㉒・左右耳部⑰⑱(以上2号集光器使用)。照射時間は、⑦①②を各10分間、その他は各5分間でした。

 光線開始後、みるみる体力がつき、約1ヵ月後には物につかまって歩けるようになりました。

 照射約4ヵ月後には、車で出かけられるようになりました。シャックリは続いていましたが、腰痛もすっかり改善し排便も順調となり、体重も7kg増えて元の体重(52kg)に戻りました。

 その後も、光線照射を継続した結果、発病以来続いていたシャックリが約1年半後にはまったく出なくなり、血色が大変よくなってきました。元どおりスムーズには歩けませんが、人の手を借りずに外出できるようになり、自転車にも乗れるようになりました。これは、光線療法を1年間根気よく継続した、その結果と思っております。

 光線療法と貴所(光線研究所付属診療所)の先生に心から感謝申し上げます。

(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著

馬込沢うえだ鍼灸院

kiichiro2
  • 船橋市馬込沢で鍼灸院・光線療法院をやってます。
    慢性疾患をよくするためには、
    自己のもつ治癒力を高めることが非常に重要です。
    このブログでは主に光線療法について、
    日光を浴びることの重要性について綴っていきます。

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