ボロボロと鱗屑が落ちる乾癬が2ヵ月で完治

【治験症例 14】

 乾癬

 57歳・女性・華道家

◆症状の経過

 3ヵ月前より担当の華道教室が増えたので、急に忙しくなった。外食で油ものを多くとるようになったせいか、体重が5kg増加した。そのころは左肘に皮疹が現れ、頚部から下の全身に広がった。

 皮膚科で乾癬と診断され、ステロイド塗布薬を処方されたので、2週間使用した。しかし、効果がないため、漢方薬と食事療法を3ヵ月間行った。体重は5kg減少したが、乾癬のほうは変化がなかった。

 とくに背中と手指の症状が強く、皮膚がゴワゴワと突っ張り、ポロポロとと鱗屑が落ちた。このため、家事をしたり、華道を教えるときは、手袋をしなければならなかった。親戚の紹介で、当付属診療所(光線研究所付属診療)所を受診した。

◆光線治療

 治療用カーボンは3000-3002番を使用し、両足裏部⑦・両足首部①・両膝部②・腹部⑤・腰部⑥(以上集光器使用せず)各10分間、背正中部㉘・左右咽喉部(以上1号集光器使用)・左右手指部(2号集光器使用)の皮疹患部各10~15分間照射。

◆治療の経過

 光線治療2週間で、背中から腰部の鱗屑が減り始めた、治療1ヵ月で皮疹の赤みが薄くなり、鱗屑はさらに少なくなり、手のゴワゴワも減ってきた。

 治療2ヵ月で乾癬は完治し、うるおいのあるきれいな皮膚に戻った。手袋の必要がなくなり気分もすっきりした。

(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著

馬込沢うえだ鍼灸院

kiichiro2
  • 船橋市馬込沢で鍼灸院・光線療法院をやってます。
    慢性疾患をよくするためには、
    自己のもつ治癒力を高めることが非常に重要です。
    このブログでは主に光線療法について、
    日光を浴びることの重要性について綴っていきます。

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