アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎が改善

【治験症例 1】 

 アトピー性皮膚炎

 33歳・女性・主婦

◆症状の経過

 17歳時、水害被災地でのボランティア活動で体調を消し、顔、頚のかゆみが始まり、1ヵ月で全身にアトピー性皮膚炎が広がった。同時にアレルギー性鼻炎も併発し、鼻で呼吸がしづらい状態が続いた。29歳で結婚、田舎暮らしを始めたころは、一時小康状態を得たが、転勤で都内に引っ越してから、また症状が悪化した。かゆみで不眠状態が続き、食欲不振となり、体重は1ヵ月で5kg減った。夫の同僚の紹介で当付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診した。

◆光線治療

 治療用カーボンは3001-3002番を使用。両足裏部⑦・両足首部①・両膝部②・両膝裏部・背中全体・胸部全体(以上集光器使用せず)・左右肘内側各10分間、後頭部③・顔(眼・鼻)部⑯(以上1号集光器使用)各5分間照射。

◆治療の経過

 昼間に光線治療すると夜までかゆみは治まり、鼻の通りもよくなるが、就寝時はかゆみと鼻詰まりで熟睡できない状態であった。寝る前に再度、両足裏部⑦・両足首部①・腓腹筋部㉙・両膝部②(以上集光器使用せず)を治療し、下肢の冷えの改善に努めた。

 2ヵ月で足の冷えが改善し、寝つきがよく、熟睡できるようになった。ステロイド薬を長期間使用していたため、皮膚は薄く、赤黒い状態であったが、治療3ヵ月目よりぽろぽろと皮が剝けてきれいな皮膚になった。食欲が出て体重も増え、かゆみも消退し、治療6ヵ月には、友人から別人のようにきれいになったと言われた。

(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著

馬込沢うえだ鍼灸院

kiichiro2
  • 船橋市馬込沢で鍼灸院・光線療法院をやってます。
    慢性疾患をよくするためには、
    自己のもつ治癒力を高めることが非常に重要です。
    このブログでは主に光線療法について、
    日光を浴びることの重要性について綴っていきます。

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