血行障害を改善する治療法

 腰痛、関節リウマチなど、筋骨格系の障害改善には、自然治癒力を介した治療が重要で、そのためにはエネルギーの供給、つまり血行改善が治療の基本であることを認識しなければならない。鎮痛剤やステロイド剤の長期服用は血行を悪化させるため、筋骨格系の回復のためには、むしろ逆効果になりかねない。

 本来、関節、骨、筋肉などは、相互に関係の深い器官である。たとえば、筋肉が疲労し、血行が障害されたときには、筋肉組織のみならず、その領域の骨と関節もまた血行障害に陥る。そして血行障害はその領域を交感神経緊張の状態にするため、免疫機能とも深い関係にある白血球の一種、顆粒球が増加する。増加した顆粒球は、細胞の錆(過酸化脂質)をつくる活性酸素を放出するので、骨・関節が障害されてくる。また、関節、骨、筋肉などの運動器系の組織は、血球系組織とも近い関係にある。そのため運動器系の異常は、血球系、すなわち顆粒球、リンパ球にも少なからぬ影響を与えることになる。

 腰痛、関節痛の多くは、運動不足、過運動(スポーツのやりすぎなど)、同一姿勢維持による筋肉疲労、鎮痛剤やステロイド剤長期服用による筋肉疲労などから始まる。

 さらに最近では、関節リウマチもリンパ球ではなく、顆粒球を主体とした炎症性の病気であることが指摘されている。このような病態には血行を悪化させる鎮痛剤などの薬剤を中止して、筋肉や関節の運動器官の血行を改善させることが大切な治療法となる。

(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著

馬込沢うえだ鍼灸院

kiichiro2
  • 船橋市馬込沢で鍼灸院・光線療法院をやってます。
    慢性疾患をよくするためには、
    自己のもつ治癒力を高めることが非常に重要です。
    このブログでは主に光線療法について、
    日光を浴びることの重要性について綴っていきます。

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