両手の中指の痛みが3週間で改善

【治験症例 6】

 手指の痛み

 82歳・女性・主婦/身長152cm・体重52kg

◆症状の経過

 21歳のとき髄膜炎になり、入院治療を受けた。それ以降からだが弱くなり、友人の紹介で昭和34年に当診療所(光線研究所付属診療所)を受診した。その後、光線治療を40年間続けており、82歳の現在まで元気に過ごしている。

 今回は治療器の修理を兼ねて、手指の痛みのため当所(光線研究所付属診療所)を受診した。これまで光線治療により膝痛、胃潰瘍、腱鞘炎、五十肩、歯槽膿漏などがよくなり、光線治療には感謝している。

◆光線治療 

 手指の痛みには、3001-4008番の治療用カーボンを使用し、左右の中指(第3指)を中心に表裏を各10分間照射。からだは3000-5000番の治療用カーボンを使用し、両足裏部・両足首部・両膝部各10分間、腰部・肩甲骨間部・左右咽喉部各5分間照射。 両足裏部・両足首部・両膝部各・腰部以上集光器使用せず、左右の第3指・1号集光器使用、左右咽喉部2号集光器使用。

◆治療の経過

 82歳時の血圧は165/94mmHgとやや高めであった。骨密度は年齢以上(104%)の結果で、背中の曲がりはなく、背すじは伸びたよい姿勢である。 

 光線治療により、手指の痛みは3週間で改善した。健康維持のためその後も光線治療は継続している。

◆コメント

 本治験例は、光線治療を40年間継続し、82歳の現在も元気で暮らしている女性の例である。

 本例からも、光線治療の継続は自然治癒力を介して老化予防に貢献することが理解できる。高齢者にとって自立した生活ができることは幸せで、重要なことである。

(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著

馬込沢うえだ鍼灸院

kiichiro2
  • 船橋市馬込沢で鍼灸院・光線療法院をやってます。
    慢性疾患をよくするためには、
    自己のもつ治癒力を高めることが非常に重要です。
    このブログでは主に光線療法について、
    日光を浴びることの重要性について綴っていきます。

手・肘の病気整形外科系症例骨・関節の病気