足指の皮膚炎、巻き爪の歩行困難が改善
【治験症例 2】
巻き爪・皮膚炎
71歳・女性・主婦
◆症状の経過
70歳時、深爪により右足の親指が化膿し、その後左足の親指も化膿したので、皮膚科や外科の病院に通院した。しかし、1年以上治療を受けても症状がよくならず、爪が巻き爪になり、靴がはけない状態になったため、71歳時、当付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診した。
◆光線治療
治療用カーボンは3001-4008番と1000-3002番を交互に使用し、両足裏部⑦・両足首①・両膝部②・腰部⑥(以上集光器使用せず)各10分間、左右第1足趾部(表と裏、2号集光器使用)各10分間照射。
◆治療の経過
自宅で光線治療を行い、治療1ヵ月で皮膚の炎症、化膿は改善し、歩行が楽になってきた。
治療3ヵ月でさらに炎症は改善した。左腓腹筋部に筋肉のつれが出ることがあるので、腓腹筋部㉙に10分間を追加照射している。骨量は同年齢比較で105%、最大骨量年齢比較で82%と大変よい結果である。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著