アトピー性皮膚炎

 男性・高校教員・46歳/170cm・73㎏

◆症状の経過

 26歳の大学院生の時、昼夜逆転の生活を続けていたところアトピー性皮膚炎を全身に発症。皮膚科治療では改善がなく、漢方治療でやっと改善した。しかし10年ほど前に海外生活で再発し、漢方で一時落ち着いていたが帰国後悪化。漢方とステロイド治療を続けたが改善せず、特に入浴後や睡眠中に痒みが強く睡眠不足になっていた。叔母に光線治療を勧められ当付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診。

◆光線治療

治療用カーボン3001-3002番で、両足首部①・両足首部①・両膝部②・腓腹筋部㉙・後大腿部㉚・腹部⑤・腰部⑥・胸・背中(以上集光器使用せず)、左右頸部・左右腋窩部㊻㊼(以上1号集光器使用)各5~10分間照射。

◆治療の経過

当初はほぼ毎日通院し、徐々に痒みと皮膚のかさつきが軽減してしっとりしてきた。10回ほど通院後、光線治療器を自宅に用意して治療を始めた。皮膚状態は最初の頃は一進一退だったが、痒みや乾燥肌は徐々に改善、半年ほど毎日光線治療をして、ほぼ痒みが解消し、かさついていた皮膚の状態も回復した。皮膚再生のためのタンパク質やビタミンを多めに摂取したことも良かった。その後は、体調維持で時々光線治療を行っているが、10年後の46歳になっても再発はない。

『光線研究 第628号』令和3年10月1日 一般財団法人 光線研究所発行

kiichiro2
  • 船橋市馬込沢で鍼灸院・光線療法院をやってます。
    慢性疾患をよくするためには、
    自己のもつ治癒力を高めることが非常に重要です。
    このブログでは主に光線療法について、
    日光を浴びることの重要性について綴っていきます。

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