アイフレイルに対する可視総合光線療法 4
【治験例 1】
◆症状の経過
幼少期より近視があり、加齢と共に眼の疲れがとれなくなった。肩こりもひどく、寝つきも悪かった。最近はスマートフォンでの仕事が増え、眼の疲れが進んでいた。光線療法は30年以上行っており、自宅に治療器2台を所有している。当付属診療所(光線研究所付属診療所)に通院歴もあった。70歳代になり老眼が進み眼鏡が合わなくなっていたが、仕事が忙しく眼科や眼鏡屋に行く暇も無かった。眼の疲れがますますひどく、痛みも生じるようになってきたため、改めて当付属診療所を再診した。
◆光線治療
治療用カーボン3001-4008番を使用。⑦①②⑥背中全体(以上集光器使用せず)、③⑯(1号集光器使用)。当所では4台の治療器を使用して合計30~40分間照射。
◆治療の経過
家庭の事情や仕事の忙しさで自宅での光線照射が難しく、眼の疲労がピークになると当所へ通院した。眼科も受診したが、白内障や網膜剥離はなく、左眼の老眼が進んでいた。そのタイミングで眼のトレーニングやピホール眼鏡を使い始めると、よく効いたので、光線照射と併用し様子を見ることにした。光線照射後は、どれほど眼が辛くても眼がスッキリし、眼への光線照射の効果を実感した。眼の疲れを極度に自覚してから2年程経つが、日々のケアと光線照射で仕事の事務作業も乗り切れている。
光線研究第640号 令和5年10月1日発行 一般社団法人 光線研究所