肝胆膵疾患に対する可視総合光線療法 5

■膵臓ガン(国立がん研究センター)

 膵管に多く発生し、その殆どが腺ガンという組織型(ガンの種類)です。膵臓は、ガンが発生しても小さいうちは症状が出にくく、早期の発見は簡単ではありません。進行すると、腹痛、食欲不振、腹部膨満感、黄疸、腰や背中の痛みなどが起こります。膵臓ガンは小さいうちから膵臓の周りのリンパ節や肝臓に転移しやすく、腹部の中にガン細胞が広がって散らばって広がる腹膜播種が起こることもあります。膵臓ガンの治療には、手術、抗ガン剤、放射線治療、緩和ケアがあります。ガンが切除できる場合は、手術のみ、若しくは手術と抗ガン剤、放射線治療を組み合わせた治療(集学的治療)を行います。切除できない場合は、主に抗ガン剤や薬物療法と放射線治療を組み合わせた治療行います。

●ビタミンD濃度の予測と膵臓ガンの相関(米国の研究)

 男性を対象とした研究と女性を対象とした研究の大規模長期試験のデータを使いビタミンD濃度の予測値と膵臓ガンリスクの相関を解析した。男性51529人、女性32826人を対象に20年間の観察中575人(男性273人、女性302人)が膵臓ガンに罹患した。その結果、ビタミンD濃度の予測値が一番低い場合を1とすると一番高い場合は0.65と膵臓ガンリスクは35%低下されることが示された。2つの大規模長期試験から、血中ビタミンD濃度が高いと膵臓がんリスクが低いことが示唆された。

光線研究 第641号 令和5年12月1日発行 一般財団法人 光線研究所

kiichiro2
  • 船橋市馬込沢で鍼灸院・光線療法院をやってます。
    慢性疾患をよくするためには、
    自己のもつ治癒力を高めることが非常に重要です。
    このブログでは主に光線療法について、
    日光を浴びることの重要性について綴っていきます。

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