むくみとかゆみで苦しんだ蜂窩織炎が完治

 埼玉県/89歳・女性・主婦(155cm、60kg)

 光線治療は、30年前からアレルギー性鼻炎や慢性胃炎、腰痛などに用いており、お陰さまでほとんど医者いらずで過ごしてきました。80歳を過ぎても、老人健診ではいつも悪いところはなく、医師にもうらやましいほどの健康体と言われていたので、光線治療はしばらく遠ざかっていました。

 2年ほど前に、右足首の少し上部に虫刺されのような、赤い小さな水疱ができました。たいしたことはないと放置していたら、1週間ぐらいで右すねが急に腫れて、赤くなってきました。熱があり、強いかゆみも出てきました。

 歩くときに右足をつくと、足首から上の部分にズキンとした鈍い痛みを感じました。これはただごとではないと、皮膚科を受診しました。

 医師から「蜂窩織炎(皮膚の深いところから皮下脂肪組織にかけての細菌による化膿性炎症)です。ふくらはぎには静脈瘤もあり、血行が悪くなっているので治るまでに時間がかかるでしょう。赤黒くなったところは治らないと思います」と診断され、抗生物質やかゆみ止め、血行をよくする薬をもらって治療しました。

 かゆみは治まりましたが足首の熱やむくみと赤みは改善されませんでした。年齢が年齢なので半ばあきらめていましたが、最後の頼みの光線治療にかけてみようと思い、貴付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診しました。

 25年ぶりの受診なのに、以前のカルテが保存されていたのは驚きました。「いくつになっても光線治療は効果がありますよ」と力強く励まされ、光線治療に取り組むことにしました。

 1ヵ月間の照射でむくみがとれ、すねがすっきりしてきました。歩くときにも痛みを感じることはなくなりました。赤みもだいぶとれてきました。

 光線治療10ヵ月後には、皮膚がきれいに戻り、赤みは目立たなくなって、むくみもすっかりなくなりました。静脈瘤もいつの間にか消えて、すねのあたりの熱もなくなっていました。

 現在、89歳ですが、健康に過ごしています。

 せっかく助けていただいたので、1日でも長く健康で長生きするために、ずっと光線治療を続けて行こうと思っています。

◆光瀬治療

治療用カーボン:3001-3002番。

照射部位・時間:両足裏部⑦・腓腹筋部㉙・両すね部を各10分間照射、腹部⑤・腰部⑥を各5分間照射。⑦㉙・両すね部・⑤⑥はすべて集光器使用せず。

(財)光線研究所「可視総合光線療法・実践治療 報告集」黒田一明監修

kiichiro2
  • 船橋市馬込沢で鍼灸院・光線療法院をやってます。
    慢性疾患をよくするためには、
    自己のもつ治癒力を高めることが非常に重要です。
    このブログでは主に光線療法について、
    日光を浴びることの重要性について綴っていきます。

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