へバーデン結節が指の変形なしに改善した

 岡山県/30歳代・女性・ピアノ講師

 私はピアノ講師です。8年前、梅雨の時期に、仕事でピアノを弾いていると、突然、両手の人差し指と小指の第1関節部に痛みを感じました。日常生活ではとくに指の痛みは出ないのに、ピアノを弾くと痛みが出るという状態が続きました。

 これでは仕事に支障が出ます。痛みを感じてから1ヵ月後、近くの整形外科を受診しました。診察の結果、へバーデン結節(指の第1関節が変形して曲がる疾患)という診断を受け、「手の指は極力使わないようにしてください」と言われました。

 しかし、ピアノ講師の仕事を休むわけにもいかず、整形外科で装具を作りました。その装具つけると、ピアノを弾くときの痛みが多少やわらぐので、しばらく着用しました。関節部の変形はありませんでしたが、進行すると指が腫れて変形する可能性があるとのことでした。心配してくれた友人が、ピアノを続けながらできる光線治療を強く勧めてくれたので、上京して貴付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診しました。

 初めての光線治療を受けたあと、からだ全体がポカポカと温まり、以前から肩こりもやわらぎ、指が軽くなったのを感じました。最初の1回で、すっかり光線治療が気に入りました。 

 岡山から通院はむずかしいので、光線治療器を用意し、自宅で毎日光線治療を続けました。 

 治療2ヵ月後には、整形外科の装具をつけずにピアノを弾いても、指の痛みが出なくなりました。

 光線治療を始めてから8年経ちましたが、痛みの再発はなく、もちろん変形せず、手の指はよい状態を維持しています。今後も再発予防のために、ときどき光線治療をするよう心がけます。

◆光線治療

治療用カーボン:3001-4008番。

照射部位・時間:両足裏部⑦・両膝部②・両手の指(患部)・頚椎下部㉜を各5~10分間照射。⑦②・両手の指は集光器使用せず、㉜は1号集光器使用。

(財)光線研究所「可視総合光線療法・実践治療 報告集」黒田一明監修

kiichiro2
  • 船橋市馬込沢で鍼灸院・光線療法院をやってます。
    慢性疾患をよくするためには、
    自己のもつ治癒力を高めることが非常に重要です。
    このブログでは主に光線療法について、
    日光を浴びることの重要性について綴っていきます。

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