獣医に見放された下肢麻痺の愛犬が回復
千葉県/イヌ(報告者・飼い主の女性)
私は長年光線治療器を愛用しています。このたびは、あまりのうれしさで、愛犬の光線療法の実践報告をいたします。
私の愛犬(紀州犬の雑種、メス、12歳、体重17kg)が昨年の8月末に、突然後ろの両脚が麻痺して歩けなくなりました。動物病院で受診を受けたところ、腰椎ヘルニアと診断され、注射と飲み薬で治療しましたが、何の効果もありません。
別の獣医師にもかかりましたが、もう無理だろうとのことで、後脚に車椅子をつけて歩行させるなどのアドバイスを受けました。まだ12歳で、長年家族の一員として、ともに生活してきた愛犬です。
何とか治せないものかと思案していたところ、私の使っている光線療法が頭に浮かびました。動物のことで申し訳ないと思いながらも、居ても立っても居られず、すぐに貴付属診療所(光線研究所付属診療所)にご相談の手紙を出しました。
すぐに光線照射の仕方と、同じような症状の犬の治療例のコピーをいただき、次のように照射しました。
治療用カーボンは3001-4008番を使用し、ヘルニアがある尻尾の上あたりの骨を中心に(集光器使用せず)30~60分間照射。
当初は食欲もなく、しょんぼり座っているだけだったのが、毎日光線照射を続けたところ、しだいに食欲も出てきて、顔にも生気が現れてきました。前脚も使わないので、少し細くなってきていたようでした。これではいけないと思い、太い帯(ベルト)のようなものを作って、下半身を吊り上げ外に出てみました。前脚を使って夢中で歩くので、それからはこのリハビリをしながら、毎日光線照射を続けました。
すると、光線照射開始1ヵ月半がすぎたころ、突然お尻を持ち上げてたったのです。このときの驚きと喜びをご想像ください。それから少しずつ、歩行できるようになりました。現在では、右後脚を少し引きずりますが、以前と同じように散歩できるまでに回復しました。
ずっと心配し見守って、応援してくれていた近所の犬仲間の方々も、みんなびっくりされていました。
まだ、排泄のときに踏ん張れず、尻餅をついてしまったり、歩きながら尿がもれたりしますが、さらによくなるよう光線療法を続けて行きたいと思います。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著