帯状疱疹による激しい痛みとかゆみが改善する
神奈川県/72歳・女性・茶道家
風邪を引いて、久しぶりに喘息を再発させてしまいました。とくに就寝時の咳がひどく、夜中に4~5日回は眼が覚める状態でした。
また、茶道教室の仕事が忙しく、ストレスが重なったことが原因だったのでしょうか。何となく右胸に見られた不快感が、3~4日後からは右胸下部の痛みとなりました。
その数日後、右胸に発赤が見られ、右胸下から右背中にかけて水疱が現れました。ピリピリとした強い痛みで、下着を替えるのにひと苦労でした。痛みでほとんど眠れず、朝までうなっている状態でした。皮膚科を受診したところ、帯状疱疹と診断され、塗布薬と内服薬を処方され、数日間薬を使用しましたが、痛みは軽くなりません。
そんな折、以前貴付属診療所(光線研究所付属診療所)に通院し、膝痛や腰痛を治していただいたことを思い出しました。帯状疱疹に光線療法が効くのではないかと思い、痛みをこらえつつ、早速貴付属診療所を受診し、次の指示をいただきました。
治療用カーボンは3001-3002番を使用し、両足裏部⑦・両膝部②を各10分間、腹部⑤・腰部⑥を各5分間、患部の右胸前・後・横を各15分間の照射。⑦②⑤⑥は集光器使用せず、右胸・後・横は1号集光器を使用しました。貴所(光線研究所付属診療所)では4台の治療器を使うのでより効果的だと聞き、しばらくの間、週2~3回通院しました。あまり効果が見られない病院の薬を止め、光線療法だけに頼ってみることにしました。
光瀬照射をすると、からだが温まり、ピリピリした痛みが日ごとにやわらいできました。帰宅して驚いたのは、水疱がつぶれていたのにもかかわらず、痛みが軽く感じられたことでした。
照射7回目、患部の赤みがずいぶん薄くなり、痛みが軽くなったものの、かゆみが少し出てきました。
照射10回目、胸部のピリピリする痛みが半分ぐらいよくなり、かゆみも少しずつ軽くなって、とくに背中のほうはあまり意識しなくなってきました。
就寝時、寝返りを打つときに、一度は眼が覚めるものの、短時間でも深い眠りがとれるようになり、一時休んでいた茶道教室を再開しました。 照射18回目、痛みや痒みが約8~9割方軽減し、睡眠がとれるようになりました。
照射22回目、冷える日の朝、患部に多少痛みを感じることがありますが、諸症状がほぼ改善しました。あれほど悩まされた帯状疱疹の激しい痛みやかゆみ、また、喘息までも軽減できたのは、光線療法を信じてしっかり通院した結果と思います。
帯状疱疹は、神経痛を残すことがあると聞きますが、早めに光線療法を行ったため、神経痛の後遺症は免れたようです。今後は、茶道教室をなるべく長く続けるため、油断なく自宅で毎日光線療法を継続しようと思います。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著