風邪引き体質とアトピー性皮膚炎が改善
【治験症例 5】
アトピー性皮膚炎
23歳・女性・フリーター
◆症状の経過
幼少時から、頭から首にかけてアトピー性皮膚炎があり、かゆみは少ないがいつもかさかさしていた。もともと扁桃が弱く、風邪を引くとアトピー性皮膚炎の症状も悪化した。昨年夏に風邪と化粧品かぶれから再びアトピー性皮膚炎が悪化し、当付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診した。
◆光線治療
治療用カーボンは3001-3002番を使用し、両足裏部⑦・両足首部①・両膝部②・腓腹筋部㉙・腰部⑥(以上集光器使用せず)・左右耳部⑰⑱各10分間、左右咽喉部④・左右頬部(以上2号集光器を使用)各5分間照射。
◆治療の経過
下半身は充分に時間をかけて照射し、冷えを改善させた。鼻呼吸をさせ、のどの粘膜が乾燥しないように注意した。治療1ヵ月後には、頬と耳の患部が乾燥し、かさぶた状態になった。2ヵ月後にはきれいな皮膚に戻った。かゆみ、冷えは解消し、その後は風邪も引かなくなった。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著