痰・咳 2
【治験例 1】
■咳
◆25歳/男性(身長 176㎝ 体重 61kg)
◆症状の経過:アレルギー体質で鼻炎や結膜炎をよく起こしていた。18歳頃より喘息の症状が出て、21歳のとき公害患者に認定。いつも胃は重く、食事をするともたれた。1日中だるく、疲れがとれず休養していた。
◆光線治療:5002-5002番の治療用カーボンを使用し、両足裏部、両足首部、両膝部(以上集光器使用せず)、肩甲骨間部(1号集光器使用)、左右咽喉部(2号集光器使用)照射。両足裏部40分間、肩甲骨間部10分間、両足首部、両膝部、左右咽喉部各5分間。
◆治療経過:自宅で光線治療を開始した。治療2ヵ月目より治療機を2台にして治療したところ、足の冷えと背中の強いこりが解消した。治療3ヵ月間の治療で咳は止まり喘息発作は全く起こらなくなり、復職できた。また蓄膿症も改善した。薬は全く飲んでいない。
【治験例 2】
■咳・痰
◆50歳/女性(身長 163㎝ 体重 54kg)
◆症状の経過:発熱を繰り返すので24歳のとき扁桃腺摘出手術を受けた。30歳頃から鼻がつまりやすく、47歳より喘息を併発。特に季節の変わり目には症状がひどかった。また、花粉症でも悩んでいた。
◆光線治療:3000-5002番の治療用カーボンを使用。両足裏部、両足首部、両膝部(以上集光器使用せず)、肩甲骨間部(1号集光器使用)、左右咽喉部(2号集光器使用)照射。3001-5000番を使用し眼・鼻部(1号集光器使用)照射。両足裏部10~20分間、両足首部、両膝部各10分間、肩甲骨間部5~10分間、眼・鼻部、左右咽喉部各5分間。
◆治療経過:治療開始1ヵ月間には、足が温まり痰がよく出た。光線治療2ヵ月後から痰・咳がほとんど出なくなり、喘息発作が起こらなくなった。また、毎年起こった花粉症に悩まされずに過ごせるようになった。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・理論と治験」黒田一明著