気管支喘息 2
【治験例 1】
■気管支喘息
◆56歳/男性
◆症状の経過:約20年前より季節の変わり目に咳・痰が多かった。気管支喘息と診断されており、1年前より喘息発作があった。ステロイド剤などで治療していたが、症状の経過は思わしくなかった。
◆光線治療:3000-5000番の治療用カーボンを使用し、両足裏部、両足首部、両膝部(以上集光器使用せず)、左右咽喉部(2号集光器使用)各10分間照射。
◆治療経過:光線治療2年後では喘息発作は全くみられず、ステロイド剤も不要になっている。現在は、両足裏部の照射は20分間、左右咽喉部は各10分間照射している。
【治験例 2】
■気管支喘息・アレルギー性鼻炎・湿疹
◆18歳/女性
◆症状の経過:両親共アレルギー体質で、3歳頃より気管支喘息、アレルギー性鼻炎、湿疹があった。16歳頃より鼻炎が強くなるとともに喘息発作も頻回になり、薬の服用回数も多くなった。
◆光線治療:3000-5000番の治療用カーボンを使用し、両足裏部10~15分間、両膝部、左右咽喉部各5分間照射。3001-5000番で後頭部、眼・鼻部に5分間照射。両足裏部、両足膝部は集光器使用せず、後頭部、 眼・鼻部 は1号集光器使用、左右咽喉部は2号集光器使用。
◆治療経過:治療開始1ヵ月後、喘息、鼻炎、湿疹が軽くなった。その後しだいに喘息発作が少なくなり、治療8ヵ月後には喘息はほとんど完治した。
【治験例 3】
■気管支喘息・湿疹
◆52歳/女性(身長 149㎝ 体重 49kg)
◆症状の経過:若い頃より冷え症が強く、体力がないほうで、いつも季節の変わり目に体調を崩していた。1ヵ月前より急に息苦しくなり喘鳴が出現し、病院の検査で喘息と診断された、自己流で光線治療を行ったが息苦しさが増すことがあった。また、同じ頃より左下肢に湿疹ができ、広がってきたので的確な光線治療のために当診療所(光線研究所付属診療所)を受診した。
◆光線治療:3000-5000番の治療用カーボンを使用し、両足裏部、両足首部(以上集光器使用せず)、左右咽喉部(2号集光器使用)照射。両足首部、左右咽喉部各5分間、両足裏部、両膝部各10分間。
◆治療経過:自宅で毎日光線治療を行った。3週間の光線治療で、息苦しさや喘鳴がなくなった。左下肢の湿疹もよくなってきた。光線治療を始めて半年経過した梅雨時も喘息発作が起きず快調に過ごすことができた。空腹感があり食事がおいしくなった。また、体力がつき外出しても疲労を感じなくなった。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・理論と治験」黒田一明著