三叉神経痛・坐骨神経痛 2
【治験例 3】
■坐骨神経痛
◆78歳/男性
◆症状の経過:2~3ヵ月くらい前から左下肢の痛みが起こり、しびれもともなってきた。腰痛もあり、下腿の外側に強い痛みがあった。病院では、腰椎の老化が原因ではないかと診断された。
◆光線治療:30002-5000番の治療用カーボンでを使用し、両足裏部、両膝部、腰部、腓腹筋部、左右下腹部、腰上部および左右下腿外側各5~10分間照射。
◆治療の経過:当初効果があまり現れず、痛みとしびれは消退しなかった。しかし、治療3ヵ月後になるとシビレが和らぎ始めた。治療継続によりさらに症状が軽快し、6ヵ月後には症状はほとんどなくなった。その後は再発防止のために、 両足裏部、両膝部、腹部、腰部、の照射治療を継続している。
【治験例 4】
■坐骨神経痛
◆49歳/女性
◆症状の経過:48歳頃から腰痛があり、整形外科で坐骨神経痛と診断され、牽引治療を受けていた。1ヵ月で腰痛は軽減したが、夏のクーラーでこしを冷やし再び腰痛が強くなった。整形外科と鍼灸を受けていたが、症状は改善せず当診療所を受診した。
◆光線治療:30002-5000番の治療用カーボンでを使用し、両足裏部、両膝部、腰部、腓腹筋部、右後大腿部各10分間、背正中部5分間照射。
◆治療の経過:治療1ヵ月間で大腿部裏の痛みは軽くなってきたが、背中、腰部、右臀部の痛みに変化はなく200~300m歩くと右足が重くなった。治療3ヵ月目で足腰が温まるようになr、背中、腰部、右臀部の痛みはかなり軽減した。光線治療は継続して行っている。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・理論と治験」黒田一明著