新潟県／76歳・女性・主婦　

　風邪をひいたあと、右耳の聞こえが悪くなり、電話は右耳での聞き取りができなくなりました。終日の耳鳴り、足のふらつきも出てきました。

　受診した耳鼻科の医師からは、「風邪の菌が神経に入って、聞こえが悪くなったのでしょう。聴力が4分の1に落ちていますね」と言われました。薬を処方され、しばらく飲み続けましたが、あまり効果がありません。とくに寝床についてからは、セミが鳴くようなジーンと鳴る音がしてよく眠れず、夜中の2～3時間ごろようや眠れる、そんな毎日で疲れ切っていました。

　そんなとき、以前、腰痛や膝痛などを治して光線治療を思い出し、しばらく自宅で治療を行いました。しかし、著しい効果が表れず、以前のように上京し、貴付属診療所（光線研究所付属診療所）を受診しました。

　光線治療器4台での治療は気持ちよく、私の耳にも効きそうなので、貴所の近くのホテルに宿泊し、5日間毎日治療に通いました。

　4日目には、右耳の聞こえ方がずい分よくなり、耳鳴りのジーンという音も小さくなり、それほど気にならなくなってきましたが、電話はまだ聞き取りにくい状態でした。平衡感覚がよくなったためか、ふらつきもなくなってきました。本当に東京に出てきたかいがあったと実感しました。　

　地元の耳鼻科の先生に、「右耳の聞こえは、いま以上によくなることはない」と言われていましたので、うれしくて仕方がありませんでした。

　その後、数ヵ月おきに上京し、貴所（光線研究所付属診療所）への通院治療と自宅治療を続けました。半年後には、右耳で電話の声も一部聞き取れるまでに回復し、1年後ぐらいには、耳鳴りも止まりました。

今後も右耳の症状がさらに改善できるように、家で毎日根気よく光線治療を行い、ときどき上京して、貴所での診察を治療を受けたいと考えています。貴所の先生やスタッフの皆様には足を向けて寝られません。心から感謝いたしております。

◆光線治療

治療用カーボン：3002－5000番。

照射部位・時間：両足裏部⑦・右耳部⑱を各10分間照射、両膝部②・腹部⑤・腰部⑥・後頭部③を各5分間照射。⑦②⑤は集光器使用せず、③は1号集光器使用、⑱は2号集光器使用。

（財）光線研究所「可視総合光線療法・実践治療　報告集」黒田一明監修