再発を繰り返していた膀胱炎が治った

 東京都/57歳・女性・主婦

 50歳のとき、買い物の途中で突然からだが左側に傾き、左半身の感覚もなくなり、その場で動けなくなりました。

救急車で病院に運ばれ、検査の結果脳腫瘍が見つかりました。

 幸い良性腫瘍転移の心配はないとのことでしたが、1回の手術ではとりきれず、2回も手術を受け、その後は放射線治療も受けました。手術直後は左半身を動かすことができませんでしたが、半年のリハビリ治療で何とか歩行が可能になりました。しかし、左手指は全く動かない状態でした。

 以前から冷え症で、手術を受けてからは、からだがいっそう冷たくなり、夏でも下半身は冷たい風にさらされるようなつらさがありました。  

 そのためか、3~4年前から膀胱炎を何回も起こすようになりました。最初のころは抗生物質の服用で症状はすぐによくなりましたが、再発を繰り返すうちに薬の効果も長続きしなくなりました。

 膀胱炎になると排尿痛や頻尿がひどく、外出も難しくなり、夜中に何回も目が覚めて慢性的に睡眠不足になり、体調を崩す悪循環に陥りました。

 そんな折、夫の友人から光線治療を紹介され、早速、貴付属診療所(光線治療研究所)を受診しました。 

 貴所の診察では、低体温の指摘を受けました。とくに左足温は右足に比べて3~4℃低く、非常に冷たい状態でした。「膀胱炎はからだの冷えから発症したり、慢性化することが多いので、下半身をとくにしっかり照射するよう」アドバイスをいただきました。

 治療器を用意し、自宅で毎日照射しました。まだ寒い1月だったので、足がなかなか温まらず、両足裏部⑦は毎回30~40分間照射しました。下半身だけの照射でも、治療が終わると全身が温かくなり、とても気分がよくなりました。腹痛や排尿痛、頻尿も照射後、数時間は感じることなく、初めの1週間で体調の回復を実感しました。  

 いつも冷たい水を飲む習慣がありましたが、光線照射を始めてからは不思議と冷たい水が飲みたくなくなり、温かいお茶を飲むようになりました。

 治療開始1ヵ月後、まだ寒い2月なのに光線治療をすると足先までポカポカしてきて、腹部の冷え感も消えました。膀胱炎の症状もなくなり、抗生物質も不要になりました。足が温かくなってきて、歩行時の足どりもしっかりしてきたように思います。これからは左手指への照射も加えて、左半身の麻痺を改善しようと思います。

◆光線治療

治療用カーボン:3001-4008番。

照射部位・時間:両足裏部⑦10~20分間照射、両足首部①・両膝部②・腹部⑤・腰部⑥・左右咽喉部④を各10間照射。⑦①②⑥は集光器使用せず、⑤は1号集光器使用。

(財)光線研究所「可視総合光線療法・実践治療 報告集」黒田一明監修

kiichiro2
  • 船橋市馬込沢で鍼灸院・光線療法院をやってます。
    慢性疾患をよくするためには、
    自己のもつ治癒力を高めることが非常に重要です。
    このブログでは主に光線療法について、
    日光を浴びることの重要性について綴っていきます。

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