胃ガン術後の縫合不全から回復した
静岡県/59歳・男性・会社経営
30歳のとき、バージャー病(手足に起こる原因不明の血行障害)になり、困っていました。痛みは漢方薬で治まっていましたが、冷えや潰瘍がよくなりませんでした。
そんなとき、知人から光線療法を紹介され、光線治療のお陰で、数ヵ月で潰瘍も治りました。その後は多少冷えがあるものの、とても元気になり、それ以来光線にはお世話になっています。
今年6月に、胃の重苦しさを感じて病院を受診し、胃潰瘍と初期の胃ガンが見つかりました。すぐに手術を受け、胃の5分の4を切除しました。
手術後に、39℃近くの発熱、腹痛、下痢などが続きました。原因は手術後の縫合をチューブで体外に排出し、解熱剤で熱を下げることになりました。
しかし、熱が下がらず、からだは徐々に弱ってきました。手術後の縫合不全は死に至ることもあると聞き、とても不安でした。
そこで、長年利用している光線療法が役に立つのではないかと思い、妻に頼んで貴付属診療所(光線研究所付属診療所)に行ってもらいました。
病院の先生には、「バージャー病があって足が冷えるので、光線療法を行いたい」と話すと、すぐに病院での使用許可が出ました。貴所の先生から「からだが衰弱している場合、光線療法でいろいろ反応が出る場合があり、注意しながら光線治療を行う必要があります」と言われたので、ときどき状態を報告しながら治療を進めました。
病室で光線治療を行いましたが、心配されるような反応も出なかったので、照射時間を5分間ずつ延ばし、1日2回照射しました。
光線治療2日で平熱になり、血中酸素濃度が80%から90%台(基準値は96~100%)に回復しました。顔色もよくなり、それまでは寒気があって発汗しなかったのが、からだが温まって発汗するようになりました。
その後さらに体力もついてきました。病院では再手術も準備をえいていましたが、急激にからだの状態がよくなったので、手術の2時間前に再手術は中止となり、そのまま経過観察に切り替わりました。
さらに、光線の照射時間を延ばし、1日の照射回数も増やしました。腰部⑥や腹部⑤の照射も追加し、順調に回復したので、手術を受けてから約1ヵ月後、無事に退院することができました。
担当の外科医は、光線治療を始めてから急に状態がよくなったので、とても驚いていました。
今回は、命を光線療法に助けられ、本当に感謝しています。
◆光線治療
治療用カーボン:3001-4008番。
照射部位・時間:両足裏部⑦を10分間照射、両足首部①・両膝部②を各5分間照射、途中から腹部⑤・腰部⑥を各5分間追加照射。⑦①②⑤⑥はすべて集光器使用せず。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・実践治療 報告集」黒田一明監修